1992年の青春アドベンチャー一覧

青春アドベンチャー

【1992年放送の青春アドベンチャー総括】

青春アドベンチャーの放送が開始された初年度にあたる1992年に青春アドベンチャーで放送された作品は下表のとおりです。

放送日 作品名 格付*
1 4/6~4/17 (10回) 十四歳のエンゲージ *1
2 4/20~5/1 (10回) 不良と呼ばれた夏 *2
3 5/11~5/22 (10回) 王女アストライア A-
4 5/25~6/5 (10回) 東京防衛軍 B
5 6/8~6/19 (10回) あたしの嫌いな私の声 A
6 6/22~7/3 (10回) 星虫 B
7 7/6~7/17 (10回) ブラックホール B-
8 7/20~7/31 (10回) 超能力はワインの香り A
9 8/3~8/14 (10回) 北壁の死闘 AAA
8/17~9/4 (15回) サラマンダー殲滅(再) 1991
10 9/7~9/18 (10回) 北村想の怪人二十面相・伝 AA-
11 9/21~10/2 (10回) 都会島のミラージュ AA-
10/5~10/23 (15回) わたしは真悟(再) 1991
12 10/26~11/6 (10回) マドモアゼル・モーツァルト AA
13 11/9~11/20 (10回) ベルサイユのばら外伝 B-
14 11/24~12/4 (9回) ロンリー・ランナー A
15 12/7~12/11 (5回) アンデルセンの雪の女王 C
16 12/14~12/18 (5回) アドベンチャー的五大ニュース A+

* 数字は再放送作品の初回放送年
*1 音源未所有
*2 第3~6話のみ所有

青春アドベンチャー最初の年

3月まで放送された「サウンド夢工房」がリニューアルされ、この1992年4月から番組名が「青春アドベンチャー」となりました。
番組名の変遷からも、女性向きのソフトな作品の多かった前番組「サウンド夢工房」の路線から、前々番組の「アドベンチャーロード」が持っていたハードな路線に一部回帰したことが窺われます。

ハード路線とソフト路線の融合

実際、第二次世界大戦中の特殊作戦を描いた「北壁の死闘」のような作品も見られますし、「ロンリー・ランナー」のようにアドベンチャーロード時代の作品(CF愚連隊)の続編にあたる作品も制作されました。
ただ、谷村志穂さんの青春小説を原作とする「十四歳のエンゲージ」が第1作であることが示すように、多分にサウンド夢工房時代のテイストも残す番組になりました。
このバランスの良さがその後、番組が四半世紀以上も続く原動力になったように感じます。

後の番組のひな型

その他、青春アドベンチャーのひとつの特徴となるオリジナル脚本によるオムニバス作品の萌芽として「ブラックホール」が作られていますし、翌年から干支シリーズとしてシリーズ化される年末の1年を振り返る作品(アドベンチャー的五大ニュース)もすでに制作されています。
なお、4月から12月までの間で放送されたのはほとんど新作でありその数は今であればほぼ通常の1年分に相当する16作品に及びます。
新番組に対する気合いの入りようがみえるようですが、単に昔は再放送が少なかったということでもあるようです。
ちなみに再放送だったのはサウンド夢工房時代時代に制作された「サラマンダー殲滅」と「わたしは真悟」でした。

「十四歳のエンゲージ」を聴きたい

最後に独り言を少しだけ。
記念すべき青春アドベンチャー第1作「十四歳のエンゲージ」、実はわたし、聞いたことがないのです。
こんなブログを書いていながらお恥ずかしい…
第2作「不良と呼ばれた夏」も過半の音源がありません。
これらを聞かせて頂ける奇特な方がどこかにいらっしゃいませんでしょうか。


■年ごと作品一覧へのリンク
番組ごとの各年作品一覧へのリンクは以下のとおりです。


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