青春アドベンチャーとFMシアターへの朝倉あきさんの主演作品の一覧
本記事は朝倉あきさんが出演したNHK-FMオーディオドラマを紹介した記事を一覧で紹介するものです。
本ブログではこれまで脚本家・演出家など作り手側をキーに作品一覧記事をつくってきました。
出演者についても常連出演者、朝ドラ経験者、人気声優などさまざまな切り口で特集記事を作ってきたのですが、特定の出演者関連の作品一覧ははじめてです。
でも、2010年以降のNHK-FM青春アドベンチャー最高のミューズのひとり朝倉あきさんは別。
はじめての出演者別一覧はやはり彼女しかいないでしょう。
青春アドベンチャー
「放課後はミステリーとともに」シリーズ
放課後はミステリーとともに(2011年)
全てはここから始まった。
本作品で演じた霧ケ峰涼のあまりのフレッシュさに番組ファンの多くがとりこになった。
でも実は前年の2010年に「とめはねっ! 鈴里高校書道部」ですでにテレビドラマ初主演を果たしていたのだけど。

放課後はミステリーとともに「探偵部からの挑戦状」(2014年)
シリーズ2作品目。
この2作品で原作エピソードの殆どを消化しているため3作品目が制作される可能性は低いが、演出家さんが「もし3作品目がつくられるとしても朝倉さん以外はあり得ない」と言っていたのが印象的。

「風の向こうへ駆け抜けろ」シリーズ
風の向こうへ駆け抜けろ(2017年)
こちらのシリーズも主演で、女性騎手・芦原瑞穂を演じた。
「放課後はミステリーとともに」に勝るとも劣らない人気シリーズ。
本作品は準主役が東幹久さんだったのですがベテラン相手に堂々の演技だった。

蒼のファンファーレ(2018年)
「風駆け」シリーズ第2作。
東幹久さんはじめレギュラー出演はほぼ続投する中、朝倉さんはもはや座長の貫禄。
実はこのシリーズの原作については第3弾(完結編)「灼熱のメイダン」が発刊済み。
是非第3弾もオーディオドラマ化して欲しいところである。

「僕のマリ」シリーズ
常識のない喫茶店(2023年)
「僕のマリ」さんのエッセイをドラマ仕立てにした作品で、朝倉さんの役どころは原作者に相当するキャラクターだった。
もちろん主演。

記憶を食(は)む(2025年)
こちらも「常識のない喫茶店」と同様のエッセイ原作作品でやはり主演。
何だか原作者の「僕のマリ」さんは朝倉さんと同じ声をしているのではないかという気すらしてきた。

単発作品
幻想郵便局(2012年)
青春アドベンチャーで初のシリーズではない作品への出演。
朝倉さんが演じると、どんな傷ついたキャラクターでもどこかに救いがあるように感じられる。
そんな印象のスタートになった作品。

ニコイナ食堂(2015年)
朝倉さんが2014年に女優業を休業したあとの復帰第一作。
オーディオドラマへの、ではなく女優活動への復帰策だったことが、彼女のオーディオドラマへの信頼感を表している気がする。
ちなみに本作品は谷村美月さんとのダブル主演だが、おふたりの個性がうまくかみ合っている印象。

シャドー81(2023年)
朝倉さんには珍しく主演ではないが、一応ヒロイン役。
ただシリアスな原作をコメディ寄りに振った脚色をしている本作品ではすべての出演者が空回り気味だったように感じる。

新釈・遠野物語(2024年)
井上ひさしさんの原作作品。
説話をベースとするオムニバス作品で朝倉さんも1話ごとに違った役回りを演じており、主演は加藤諒さんだが準主演的な位置づけ。

FMシアター
想い出あずかります(2011年)
FMシアターにおける朝倉さんの初出演作品。
主演は一応、鶴田真由さんということになっているが、これはたぶん大人の事情で、実質的な主演は朝倉さんである。
これもとてもいい雰囲気のキャラクターで、このあと多くのFMシアター作品に呼ばれることになるのも納得である。

紅いハンカチ(2013年)
本作品では助演だが、主演はなんと平幹二朗さん。
現代と戦中戦後の2つのパートにわかれる作品だが、朝倉さんは前者のメインキャラクターで平さんとの掛け合いも多かった

弾け!はじけろ!そろばん甲子園(2015年)
NHK-FMのオーディオドラマでは定番の「○○甲子園」もの。
TVドラマ「とめはねっ!」主演経験のある朝倉さんにはぴったりの作品だったかもしれない。

また逢う日のうた(2016年)
FMシアターらしい真面目な作品で朝倉さんの役どころは苦難の戦中戦後を過ごした女性。
かなりシリアスな話なのだが朝倉さんが演じるとどこか爽やかな雰囲気になるのが不思議。

逆さ首(2024年)
朝倉さんが出演したNHK-FMのオーディオドラマでは唯一の時代劇。
…なのだが娯楽作ではなく「江戸時代の障碍者」というかなり重いテーマの作品。
いくつもの作品に出演し成長を見せた元「こども店長」加藤清史郎さんとの真剣なやり取りが本作品の醍醐味。

その他の作品
それにしても主演率の高さはさすがですね。
当ブログでは青春アドベンチャーでの出演作品はすべて紹介できていますが、FMシアターについてはまだ以下の作品を紹介できていません。
- イジメの行方(2013年)
- サイドシート・ララバイ(2018年)
- 悲しいくらいの幸運を(2019年)
- ユーフォリア〜わたしの幸福論(2020年)
- 塀の中のリクエスト(2024年)
紹介でき次第追記してく予定です。
■シリーズ「青アドポーカー」
作品間の緩やかな繋がりを楽しむこの企画。
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