グリーン・レクイエム 原作:新井素子(ふたりの部屋)

格付:A
  • 作品 : グリーン・レクイエム
  • 番組 : ふたりの部屋
  • 格付 : A
  • 分類 : SF(日本)
  • 初出 : 1985年2月11日~2月15日
  • 回数 : 全5回(各回15分)
  • 原作 : 新井素子
  • 脚色 : 加藤直
  • 演出 : (不明)
  • 主演 : 荻野目慶子

信彦は昔出会った少女とそっくりの女性・明日香に出会う。
彼女に恋をする信彦。
しかし、緑色の髪を持つ彼女には秘密があった…



新井素子さん原作の作品を取りあげるのは「おしまいの日」に続いて2作品目。
「グリーン・レクイエム」は新井さん初期のSFのひとつで、星雲賞の受賞作品を原作とした作品です(星雲賞受賞作品を原作とするラジオドラマはこちら)。

抒情SF

SFといっても「宇宙が舞台の壮大な物語」という訳ではなく、「普段の生活の舞台が徐々にSF的な真実の姿をあらわす」といった内容で、繊細で叙情的なラブストーリーです。
本当は市川春子さんの「虫と歌」あたりに絡めて書きたいのですが、全5話という小品であり、ちょっとでも詳しく内容を書くとネタばれになってしまうので、あまり書けません…

出演者はふたり?

「ふたりの部屋」はアドベンチャーロードの前番組である「FMアドベンチャー」とほぼ同時期にNHK-FMで放送されていた別系統の番組です(別記事で簡単に説明します)。
「ふたりの部屋」の出演者は男女ペア2名が基本で、作品によっては脇役が少数または多数出演する形式です。

意外と豪華な男性陣

本作では荻野目慶子さんと榎木孝明さんが主演。
榎木さんは翌年の「無限への崩壊」(アドベンチャーロード)でも主演されていました。
脇役が奥田瑛二さんと柳生博さん(「オルガニスト」も印象的)。
何とも豪華な配役なのですが、特に魅力的なのはやはり荻野目慶子さんでしょう。

荻野目慶子さんがキュート

「ふたりの部屋」ではドラマの前後に主演のふたりが語り合う時間があったりするのですが、その時間の荻野目慶子さんのかわいいこと。
最近では魔性の女のイメージが強い荻野目さんですが、当時は19歳。
舞台「奇跡の人」での大竹しのぶさん(アニー・サリバン役)と競演(ヘレン・ケラー役)し一躍脚光を浴びる前後の時期です。
NHKの新大型時代劇「武蔵坊弁慶」でヒロインの玉虫役を演じるのがこの約1年後。
この「武蔵坊弁慶」については書きたいことがたくさんあるのですがそれはまた別の機会に。
それはともかく、確かにこんな娘がいたら男の人はそれはフラフラしますって。
…何の話かわからなくなってきましたが、とにかく本作はなかなかの良作だと思います。

音楽、羽田健太郎

最後にスタッフについてですが本作品のスタッフの最大のセールスポイントは羽田健太郎さんが音楽を担当していること。
クラシックからポップスまで多くの分野で活躍された方で、劇伴の作曲家としても著名です。
しかし、改めて聞いてみても羽田さんと脚本の加藤直さん以外のスタッフの名前はわからず、演出の方の名前は空欄としました。
当時の制作陣は奥ゆかしいですね。


<新井素子原作の他の作品>


(補足)
本作品は、2021年2月・3月に「発掘!ラジオドラマアーカイブス」で再放送されました。
詳しくはこちらをご覧下さい。



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