1999年の青春アドベンチャー一覧

青春アドベンチャー

【1999年放送の青春アドベンチャー総括】

1999年の青春アドベンチャー作品は全部で23作品で、そのうち新作は16作品・170話。
以下、一覧で紹介いたします。

1999年の作品一覧

放送日 作品名 格付*
1 1/4~1/29 (20回) 海賊モア船長の憂鬱 AA
2 2/1~2/12 (10回) 悪戯の楽園 B-
3 2/15~2/26 (10回) 蒲生邸事件 A
3/1~3/12 (10回) オペレーション太陽(ソル)(再) 1998
3/15~3/26 (10回) 天使のリール(再) 1998
4 3/29~4/9 (10回) カラフル AA
5 4/12~4/30 (10回) しゃべれどもしゃべれども A
6 5/3~5/7 (5回) 名馬 風の王 B
5/10~5/28 (15回) 分身(再) 1998
7 5/31~6/11 (10回) 魔女たちのたそがれ AA+
6/14~6/25 (10回) ぼくは勉強ができない(再) 1998
8 6/28~7/9 (10回) 笑う世紀末探偵 A+
7/12~7/23 (10回) 少年漂流伝(再) 1998
9 7/26~7/30 (5回) おいしいコーヒーのいれ方Ⅳ~雪の降る音~ A
10 8/2~8/27 (20回) 封神演義 第2部 朝廷軍の逆襲 AA-
11 8/30~9/10 (10回) 鬼の橋 A
12 9/13~9/24 (10回) トリガー AA-
9/27~10/8 (10回) 悪戯の楽園(再) 1999
10/11~11/5 (10回) 海賊モア船長の遍歴(再) 1999
13 11/8~11/19 (10回) 狩人たち A-
14 11/22~12/3 (10回) 不思議屋百貨店 B
15 12/6~12/17 (10回) オルガニスト AAA-
16 12/20~12/24 (5回) 辰のお年頃 B-

* 数字は再放送作品の初回放送年

当ブログでつけた新作の格付け平均値は3.11と、2000年周辺では最も高いものの特筆すべき程ではありません。
しかし、そういったこのブログ独自の数字以上に世評に名高い作品が多い1年です。

全20回作品が複数

まず最大の特徴は青春アドベンチャー四半世紀の中でも、極めて希少な「全20回もの」が複数制作されていること。
ひとつは「海賊モア船長の憂鬱」であり、もう一つは「封神演義 第2部 朝廷軍」の逆襲です。
前者は青春アドベンチャーの過去作の話題になると頻繁に名前が登場する人気作です。
頻繁に名前が出るという意味では「魔女たちのたそがれ」や「オルガニスト」も同様。
名作が多い年であったと評してよいと思います。

長期シリーズ

また、後者はいわずとしれた青春アドベンチャーを代表する長期作品の一部。
この年はまた、「封神演義」と並ぶ代表的な長期シリーズ「おいしいコーヒーのいれ方」が放送されていた時期でもあります(この年はⅣ「雪の降る音」)。
また、長期シリーズという面では、後に青春アドベンチャーを代表するオムニバス作品シリーズとなる不思議屋シリーズの第1作「不思議屋百貨店」が制作された年でもありました。
一方、この前年までpart1からpart5まで5作品制作されていた藤井青銅さんの「笑う20世紀」シリーズは、世紀末を控えて、この年、「笑う世紀末探偵」という違う形態の作品にリニューアル。
翌年からはさらに「踊る21世紀」としてシリーズが継続することになります。

じんのひろあきさんの最後の脚色

一方、人関係では、演出の川口泰典さんと組んで、「わたしは真悟」、「北壁の死闘」、「BANANA・FISH」など、1990年代の青春アドベンチャー系列の番組で多くの名作を残したじんのひろあきさんの(今のところ)最後の脚色作「狩人たち」が放送された年でもありました。

現実との融合

その他に、小ネタですが、2・26事件に関連した「蒲生邸事件」の最終回が2月26日に放送されました。
2017年の「また、桜の国で」などもそうですが、青春アドベンチャーではこういうことが時々行われます。
ちょっとした遊び心ですが、面白いですね。


■年ごと作品一覧へのリンク
番組ごとの各年作品一覧へのリンクは以下のとおりです。


コメント

タイトルとURLをコピーしました