このブログで最も人気のラジオドラマの記事は?(その2)

何でもベストテン

【なんでもベストテン13】このブログで最も読まれている記事とは?(ラジオドラマ紹介記事編・その2)

当ブログが3年半に紹介した400作品のラジオドラマの中で、最もアクセス数の多かった作品を紹介するこの特集(詳細は前回記事をご参照ください)。

作品紹介記事・PVベストテン

第50位から第11位までを紹介した前回に引き続き、今回はいよいよベストテンを発表します。
なお、カッコ内はPV数と記事の公開日です。

  1. 屋上デモクラシー(1009、2012/12/1)
    第10位からPV数が1000を超えます。
    この「屋上デモクラシー」は高羽彩さん作のラジオドラマで、このベストテンでは唯一のオリジナル脚本のラジオドラマです。
    ラジオドラマオリジナルならではの凝った脚本の作品でした。
    ちなみにこの作品、検索上位をランキングする特集(作品名人名)のいずれにも登場していました。
    青春アドベンチャーの隠れたヒット作なのかもしれません。
  2. 着陸拒否(1114、2014/4/18)
    ベストテンに入った作品の中では最も新しい2014年4月に記事が公開された作品であるにもかかわらず、この順位に入ったことからもことからも、その評価の高さが窺えます。
    実際、近年の青春アドベンチャーでは数少ない硬派なサスペンス作品です。
    航空サスペンス作品という面で類似性を持つ、400作目の紹介作品「101便着艦せよ」と比較して聴くと面白いかもしれません。
  3. 鬼の橋(1141、2013/7/21)
    「鬼の橋」?!
    個人的には全くのノーマークでした。
    伊藤遊さんの児童文学作品を原作とする作品で、主人公は数々の伝説に彩られた魔人・小野篁(の若き日)。
    正直、特に有名な原作者さんではありませんし、主演の多賀基史さんもあまり知られていない方。
    もちろん作品自体もあまりメジャーではないと思っていたのですが…
    ブログって、何が当たるかわからないものです。
  4. ボディ・ライフ(1147、2013/4/12)
    2016年3月時点で6作品がつくられている「ライフシリーズ」。
    その第3作目がこの「ボディ・ライフ」(2007年)でした。
    ライフシリーズとしては第49位の「ナンバー・ライフ」と併せて2作品がランクインしたのですが、実はこの2作品は2007年の11月に連続して放送された作品です。
    偶然なのか、そうでないとしたらどんな理由があるのでしょうか?
    両作品とも主演は内田健介さんと大路恵美さん。
    このおふたりを中心に、同じテーマを持った1回15分完結のオリジナルラジオドラマを10本まとめてひと作品とする形態です。
  5. 不思議屋薬品店(1210、2013/9/27)
    「ライフシリーズ」と並ぶ、青春アドベンチャーを代表するオリジナル短編作品集である「不思議屋シリーズ」。
    先年他界された名声優・永井一郎さんを案内役にしたこの「不思議屋シリーズ」から唯一ランクインしたのが、「不思議屋薬品店」でした。
    主演は「倍返しだ!」の「半沢直樹」で大ブレイクした堺雅人さんと、NHK-FMが一時期多用していた増田未亜さん。
    特に、堺雅人さんが今回のベストテンの集計対象時期にブレイクされ、2016年には大河ドラマ「真田丸」に主演されたこともあってか、この順位になったものと思います。
  6. おいしいコーヒーのいれ方Ⅱ~僕らの夏~(1265、2013/6/21)
    青春アドベンチャー屈指の長期シリーズで、合計11作品制作された「おいしいコーヒーのいれ方(通称「おいコー」)シリーズ」。
    なぜか第1作の「キスまでの距離」ではなく、この第2作目の「僕らの夏」が第5位に入りました。
    結局、断続的に10年近くも続いた「おいこー」です。
    ヒロインの花村かれん=長谷川真弓さんは、青春アドベンチャーを代表するヒロインであることは確かでしょう。
    そのため、2015年9月放送の「今日は一日ラジオドラマ三昧」では、松田洋治さんとともにMCを務められました。
  7. 黄金仮面(1330、2013/9/13)
    吸血鬼」(第21位)、「黒蜥蜴」(第17位)、「魔術師」(第14位)に続いて、同じ篠井英介さん主演版の明智小五郎シリーズの1作「黄金仮面」が第4位に入りました。
    これも全くの予想外です。
    確かにこれらの中で、もっとも奇想天外な「黄金仮面」は私も大好きですが、まさかアクセス数第4位に入るとは!
    他の作品もランキングに入っているのでフロックはないと思います。
    このシリーズを黙々と続けていらっしゃる演出の江澤俊彦さんの目がいかに確かであったかがよくわかるランキングです。
  8. 谷山浩子の”悲しみの時計少女”(1851、2012/11/29)
    ここから上のベストスリーはアクセス数でも段違い。
    まさに不動のトップ3です。
    その一角を占める本作品「谷山浩子の”悲しみの時計少女”」はサウンド夢工房時代の作品ですが、サウンド夢工房のみならず青春アドベンチャー時代を含めても有数の傑作と評価する人の多い作品です。
    青春アドベンチャー時代にも何度も再放送されており、聴いたことがある方も多いと思います。
    渡辺いっけいさん、前田悠衣さんといった、川口泰典さん演出作品の常連出演者さんに加えて、原作者である谷山浩子さんご自身が主演されており、川口さんの巧みな演出でファンタジックな作品世界になじめない方であっても楽しめる作品になっていると思います。
  9. 神々の山嶺(2018、2013/10/27)
    「神々の山嶺(いただき)」は夢枕獏さん原作の山岳冒険小説の傑作を原作とするラジオドラマです。
    出演は永島敏行さん、江守徹さんなど。
    2016年に岡田准一さん、阿部寛さん出演で、「エヴェレスト 神々の山嶺」のタイトルで映画化された訳ですが、とても単なる映画化効果とは思えないPV数であり、この作品の地力だとは思いますが、まさかこんなに閲覧数が多い作品だとは思いませんでした。
    映画版も期待したいところですが、「神々の山嶺」については、谷口ジローさんが絵を描いた漫画版がすばらしすぎるので、それと比較すると不安が募ります。
  10. 最後の惑星(2435、2013/5/24)
    何と「最後の惑星」が第1位でした。
    予想を裏切るシナリオ、深いテーマ性、そして安原義人さんの快活な演技等、この作品は私も大好きなのですが、それにしても第1位とは!
    舞台が冷戦下の西ドイツなのでその意味では相当古い作品なのですが、再び世界が分断されつつある今日、十分通用する作品でもあると思います。
    ネタバレになるといけないのであまりストーリーは書けないのですが、是非、お聞きいただきたい作品です。

予想外の結果?

以上、いかがだったでしょうか?
皆様の予想とは一致していましたでしょうか?
私のつけている格付けとは全く違いましたし、2015年末に実施した2015年作品の人気投票の傾向とも違う。
さらに同じ長々編作品でも、複数ランクインした「おいしいコーヒーのいれ方」と違って「封神演義」は全くランクインしないなど、予想外の結果でした。
特に篠井版・明智小五郎シリーズの健闘は、全くの予想外でした。
やはり青春アドベンチャーのリスナーの趣味趣向は多様なんだなあ~と思いました。
まあこのブログがマイナー過ぎて統計的な意味がないだけかもしれませんが。

さて手前味噌な特集で、いい加減、飽き飽きかも知れませんが、もう1回だけ付き合ってください。
次回は、作品紹介記事以外の特集記事のベストテンです。


■なんでもベストテン
出演者、作品ジャンル、音楽、PV…
青春アドベンチャー又は本ブログの記事に関して、様々な角度からベストテンを調べてみました。
その一覧はこちらからご覧ください。


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