【2020年放送の青春アドベンチャー総括】
2020年の1年間に間に青春アドベンチャーで放送された作品数は31。
そのうち新作の数は全14作品・150回でした。
新作の作品数は2012年以来の少なさですが、回数では昨年(140回)を上回ります。
コロナだけど例年通り!
新型コロナウイルス感染症拡大で新作の制作が危ぶまれた2020年でしたが、春先のスタートダッシュ(全20話の大作が2本!)が功を奏したこともあり、年間では例年と遜色ない作品数が確保されました。
スタッフのご努力に敬意を表したいと思います。
2020年の作品一覧
それではまずはその一覧をご覧ください。
№ | 放送日 | 作品名 | 格付* |
---|---|---|---|
1 | 1/6~1/17 (10回) | 時めがね金沢うた絵巻 | B |
2 | 1/20~1/31 (10回) | 鷲は舞い降りた | AAA- |
3 | 2/3~2/28 (20回) | イレーナの帰還 | A |
- | 3/2~3/6 (5回) | 夢巻(再) | 2016 |
4 | 3/9~4/3 (20回) | ハプスブルクの宝剣 | AAA- |
5 | 4/6~4/17 (10回) | 阪堺電車177号の追憶 | A- |
6 | 4/20~5/1 (10回) | 00-03 都より愛をこめて | A- |
- | 5/5 (10回) | 王妃の帰還(再) | 2018 |
- | 5/5 (5回) | ディス・イズ・ザ・デイ(再) | 2019 |
- | 5/6 (15回) | また、桜の国で(再) | 2017 |
- | 5/4~5/15 (10回) | ニコルの塔(再) | 2015 |
7 | 5/18~5/29 (10回) | ベルリンは晴れているか | A+ |
- | 6/1~6/12 (10回) | チョウたちの時間(再) | 2015 |
- | 6/15~7/3 (15回) | オリガ・モリソヴナの反語法(再) | 2016 |
8 | 7/6~7/10 (5回) | ストーリーボックス ザ・トーキョー | B |
- | 7/13~7/24 (10回) | ニコイナ食堂(再) | 2015 |
9 | 7/27~8/7 (10回) | 悠久のアンダルス | A- |
- | 8/10~8/28 (15回) | タイムライダーズ(再) | 2017 |
10 | 8/31~9/18 (15回) | 隠しの国 | C+ |
- | 9/21~9/25 (5回) | タランの白鳥(再) | 2015 |
11 | 9/28~10/2 (5回) | ウィッグ取ったらただの人 | B |
- | 10/5~10/16 (10回) | 幻坂(再) | 2014 |
12 | 10/19~10/30 (10回) | 鬼煙管 羽州ぼろ鳶組 | AA+ |
- | 11/2~11/13 (10回) | スタープレイヤー(再) | 2015 |
13 | 11/16~11/27 (10回) | レディ・トラベラー1920 | B+ |
- | 11/30~12/4 (5回) | 青春離婚(再) | 2017 |
- | 12/7~12/11 (5回) | クリスマス・キャロル(再) | 2013 |
14 | 12/21~12/25 (10回) | <あの絵>のまえで | B |
- | 12/30 (10回) | 逢沢りく(再) | 2016 |
- | 12/30 (10回) | 暁のハルモニア(再) | 2018 |
- | 12/30 (5回) | ウィッグ取ったらただの人(再) | 2020 |
* 数字は再放送作品の初回放送年
新作は半分がオリジナル
2020年の新作の最大の特徴は何といってもオリジナル脚本の長編が多いこと。
何と14作品のうち半分の7作品がオリジナル脚本作品、うち6作品が長編です。
2019年も多かったのですが、2020年のオリジナル作品の多さは過去に例を見ません。
特に「ストーリーボックス ザ・トーキョー」から「悠久のアンダルス」、「隠しの国」、「ウィッグ取ったらただの人」と4作品も連続してオリジナル作品でした。
また、全20回作品が「イレーナの帰還」、「ハプスブルクの宝剣」の2作品、全15回作品が「隠しの国」と長めの作品が多かったのも特徴だったと思います。
あと地味ながら気になる変化が名古屋局の作品がなかったこと。
毎年、一風変わった作風の作品を送り出してくれる名古屋局は青春アドベンチャーに良いアクセントを与えてくれていたと思います。
なんとか復活できないものでしょうか。
再放送が豊作
また、再放送が多かったのも2020年の特徴の一つです。
これはレギュラーの放送時間以外に5月と12月に「一日で聴く青春アドベンチャー」という特番が放送されたことが原因です。
過去の「今日は一日ラジオドラマ三昧」や「今日は一日”ありがとうFM50″三昧~オーディオドラマ編」では実現できなかった一挙放送が新型コロナウイルス感染症の流行により実現したのは皮肉なことでした。
なお、2020年に再放送された作品は「タランの白鳥」(2015年アンケート1位)、「逢沢りく」(2016年アンケート1位)、「また、桜の国で」(2017年アンケート1位)、「暁のハルモニア」(2018年アンケート1位)など、過去、当ブログで実施した人気アンケートの1位作品が並びます。
当ブログが再放送に影響を与えた、というつもりはありませんが、人気がある作品であったことは裏付けられたと思います。
当ブログで実施した2020年の青春アドベンチャー人気アンケートの結果はこちらです。
■年ごと作品一覧へのリンク
番組ごとの各年作品一覧へのリンクは以下のとおりです。
- 青春アドベンチャー(1992年~)
- サウンド夢工房(1990年~1992年)
- アドベンチャーロード(1985年~1990年)
- FMアドベンチャー(1984年~1985年)
- カフェテラスのふたり(1985年~1988年)
- ふたりの部屋(1978年~1985年)
- FMシアター等単発番組
コメント
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思い切りましたね。
手がすいたときにぼちぼち追記してみます(現状、自分のブログすら満足に更新できないほど多忙なので…)
> Wikipediaにて「青春アドベンチャー」の記事を書く際に、
> 作品の一覧表を参考にさせて頂きました。
> (Excelにコピペして、置き換え機能で一括編集して一覧表を制作しました)
>
> よろしければ、Wikipediaの記事の執筆に協力いただけないでしょうか?
> 当方、青春アドベンチャーの専門家やファンではないため、疎い部分が多いです。