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舞い踊る桜の花の下、誰に顧みられずとも自分の役割を果たす。「五葉のまつり」(今村翔吾)
この特集シリーズは、主にブログオーディオドラマ化されたらいいなあと思う作品を紹介していくもの。今回は、2022年4月にアップした服部正也さんの「ルワンダ中央銀行総裁日記」からおよそ3年ぶりに新しい作品を推薦したいと思います。紹介作品は今村翔吾さんの「五葉のまつり」。「八本目の槍」に続く今村さんの石田三成シリーズ?の第2弾です。「八本目の槍」がいわゆる「賤ヶ岳の七本槍」(賤ヶ岳の戦いで活躍した豊臣秀吉子飼いの7人の武将)からみた石田三成の姿を描いた作品であるのに対して、この「五葉のまつり」は豊臣政権末期を支えたいわゆる「五奉行」の視点から石田三成を描いた作品です。