2019年リスナーアンケート結果(青春アドベンチャー・作品編)

アンケート(年次)

【2019年放送の青春アドベンチャーのリスナーアンケート結果①:作品編】

今年も例年どおり、青春アドベンチャーのリスナーアンケートを実施しました。
今回で5回目になります(これまでの結果はこちらからご確認ください)。
回答期間は2019年12月27日から2019年1月13日までで、3年連続でQuestantさんのサービスを利用させていただきました。
今回は最終的に52名の方にご投票をいただきました(重複投票と推定される回答は主催者判断にてコメントがある方をカウント)。
ご協力いただきました皆様、ありがとうございました。

ここ数年、特定の俳優、分野のファン層による集中投票が見られたことを受け、今年はややアンケートの内容、集計方法を変更し、人気投票というより感想を多く書いて頂くことを主とした形式に変更しました(今までどおり選択だけでも参加可能)。
その影響かはわかりませんが、過去に例のない投票数の少ない結果となりました。
数が少なかったことについては力不足を恥じるばかりですが、上で書いたとおり今年は順位よりも多くの皆さんにコメントを頂きたいという思いがありましたので、本当にありがたいと思っております。

何はともあれ、反省は「反省会編」に譲るとして早速、結果発表に移りたいと思います。
なお、1人3作品まで投票できることとし、昨年までのように順位による加重平均はしておりません。
その結果、同順位が多発することになっており細かい順位にあまり意味がない結果となりました(同順位内の並びは放送順)。
特に上位4作品にほとんど得票数の差はなく、事実上、横並びの1位と考えてよいと思います。
ランキングはあくまで参考程度とお考え下さい。
また、各作品に対するコメントはその作品に票を投じた方の意見とは限りません。
票を投じているけど感想のない方、票を投じていないけど感想を書いている方など様々です。

(注意!)みなさまの感想の中にはネタバレ的な内容が含まれている場合があります。

作品編・総合順位

第1位(14票・2作品)

元中学生日記

元中学生日記 作:鹿目由紀(青春アドベンチャー)
俺は加藤優(ゆう)。名古屋市に住む29歳4か月・独身。いずれ本格舞台俳優になる男であるので、当然、スーパーでバイトをしているのは世を忍ぶ仮の姿にすぎない。ある日、中学時代の親友、原道隆(はら・みちたか、通称「ハラミ」)に再会した俺はハラミから焼却処分したはずの中学時代の日記を渡された。そんな黒歴史などさっさと闇に葬ろうとしたのだが、ふとしたきっかけで、その日記帳に不思議な力があることに気が付く。なんと日記の文章を消すと、日記を書いた時点にタイムリープすることができるのだ。この日記さえあれば俺は人生を整えることができる!29歳の時点で、凄い、凄い、とっても凄い大物、すなわち世界を股に掛ける大スターになれるはずだ!そしてスターに美女はつきものだ。まずは星野美里だ!俺に必要な女なんだよ、星野美里は!

1位は同得票で2作品あり、まず1作品目はこの「元中学生日記」。
2015年からやっているこのアンケートでオリジナル脚本の作品が1位になったのは昨年の「暁のハルモニア」に次いで2度目(※)。
ノリのいい脚本と佐野岳さんの勢いのある演技で、聞きごたえ十分。

■リスナーの感想■

  • 1、2話まで聴いたが、作品のテンションについていけなかった。
  • タイムトラベルものだがタイムパラドックスの精緻な仕掛けを楽しむというより勢いで押していく作品。と書くと批判しているようだが素晴らしいテンポの良作。全く期待していなかった作品が当たりだととても嬉しい。
  • おちゃらけた雰囲気と意外と重いテーマが独特で良かったです。
  • 過去改変による疑似シュタインズゲート
  • 甲斐田さんのいい声ボイスのつかい方がうまいし、最初は笑いっぱなしだったのに後半のとんでも展開に昔を思い出して辛かった。
  • タイムトリップもので何がどうなるか面白い
  • 楽しく聞けた。
  • 笑ったなあ~。ああ、愉しかったなぁ~
  • 抱腹絶倒
  • 私はクラス内で虐められている人がいても、見て見ぬふりをする人間でした。 それだからか、この加藤優君のように不格好で厨二病でも、仲間思いで芯の強い彼がとてもカッコいいと思いました
  • 今までにないテンポの良さが醸し出す軽快感が良かった。
  • 映画で見たことある。 でも、面白いです。
  • 佐野さんの演技は確かにすばらしい、肉体派と思ってただけに意外
  • 意外と面白かった
  • 2019年放送作品のなかで一番楽しく聞きました。終わり方も好きです。

紺碧のアルカディア

紺碧のアルカディア 作:並木陽(青春アドベンチャー)
西暦1201年、ヴェネツィア共和国元首エンリコ・ダンドロの孫娘フェリチータ・ダンドロが船長を務める武装商船ファルコドーロ号は、ヴェネツィアへの帰途、海賊に襲われる商船を救援、ひとりの貴人を保護する。彼女の名はテオドラ。斜陽の時を迎えつつある東の大国、千年の都コンスタンティノポリスに都をおく東ローマ帝国の皇女。それは終わりの始まり。理想と欲得、賞賛と罵声に包まれた「史上最悪の十字軍」に自分が加担していくことになることを、この時のフェリチータはまだ知らない。

もう1作品はこの「紺碧のアルカディア」。
2018年「暁のハルモニア」と対をなす(たぶん)、並木陽さんによる「海の都の物語」。
そういえばこの作品もオリジナル脚本だ。

■リスナーの感想■

  • ミュージカル俳優さんが沢山で、目の前に映像が浮かぶようだった。歴史物だが、展開が重すぎなくて良かった。
  • 第4回十字軍というどちらかというと歴史の暗を感じさせる題材でありながら、ダブルヒロインの華やかさと希望あるラストで大変有意義なひとときでした。出演者が豪華でした。
  • 声をあてている俳優さんが豪華で驚きました。皆さんの演技に引き込まれ、毎日聴くのが楽しみでした。
  • 回数以上にボリューム感のある内容で、また雰囲気も出ていて面白かったです。
  • ベネチア商人の手引きで悪役十字軍がビザンツ帝国を滅ぼす歴史が覚えられた
  • フェリチータとテオドラの友情に青春を感じました。 テオドラが主役でも面白そうだと感じました。
  • 数年ぶりに青春アドベンチャーを聴くきっかけとなった作品です。ラジオドラマの良さを思い出しました。
  • 料理人の侍従がタフw好きですねぇ。
  • あまり詳しくない史実だったので面白かった
  • 壮大な歴史物語と人物描写が良かった。内面の変化や成長を感じた。
  • 情景が目に浮かぶよう。ヒロイン二人が良かった。
  • 花總まりさんと坂本真綾さんの共演! ありがとう青春アドベンチャー! お二人の声で生まれも性格も違う二人のヒロインがだんだん仲良くなったりケンカしたり耳福でした。

第3位(13票・2作品)

北海タイムス物語

北海タイムス物語 原作:増田俊也(青春アドベンチャー)
逆境とは!?「早稲田大学教育学部卒業・野々村巡洋(ののむら・じゅんよう)入りますっ!!」「整理部だっ!!」逆境とは - 思うようにならない境遇や不運な境遇のことをいう!!「そっそれは… 決定ですか!?」「大手マスコミに落ち続け、記事の見出しすらまともにつけることができない。そんな若造を記者にすることは無駄だという圧力がかかってな…社会部には君の同期の浦ユリ子君が配属される。」「なぜ…浦さんに…」「彼女は力があるからな。力がある人間にしか私は興味はない!!」「わっ私は新入社員ですよっ それも社会部記者になるためだけに北海道までやってきたのに…」「ふだんの問題意識がないことが意欲の差にも現れる。なまはんかな職業意識なら記者になんかならないほうがましだ!!」「部長!!」「くどいっ」これだこれが逆境だ!!(参考:島本和彦「逆境ナイン」)

第1位とわずか1票差で第3位の2作品が並んでおり、1作品はこの「北海タイムス物語」。
超ブラック企業を舞台とした熱い青春物語。
新聞社が舞台だが、花形の記者ではなく、編集に光が当たるのが斬新。

■リスナーの感想■

  • 序盤のグダグダさと終盤の熱さが好対照な作品。働き方改革に逆行するような働き方はお勧めしづらいけど。
  • お仕事もの? 経営難の新聞社の内部と登場人物たちに共感でき楽しめました。
  • お仕事ものですがタイムスの歴史・背景も描かれていて、聴いてて楽しかった。
  • 新聞社が徐々に倒産へと向かっていく様子が怖くて面白かったです。
  • 怖い先輩、熱い職場。仕事ってこういうものだと思う。うらやましい。
  • 権藤さん最高!ツダカン最高!!
  • 一生懸命働くことの素晴らしさを追求したと思う
  • 新聞に賭ける情熱がひしひしと伝わり、ホロっとくるシーンも多かったです。
  • 主人公が変わっていく生きざまががよい。
  • 柄本佑さんの声はいいですが厳しい先輩役の演技が印象的
  • 第二位があるなら、北海タイムス物語を迷わず挙げます。一位と迷いました。
  • 入浴したところで、まさかの地震。しばらく本当に発災した事に気がつかなかった。

夜哭烏 羽州ぼろ鳶組

夜哭烏 羽州ぼろ鳶組 原作:今村翔吾(青春アドベンチャー)
どうなっているんだ。また太鼓が鳴らない。定火消が太鼓を打たないと、町火消は半鐘を鳴らすことができない。それが天下の定法。だから、最寄りの定火消・諏訪主殿頭さまが太鼓を鳴らさないとまともな消火活動はできやしない。しかし火は勢いを増している。一刻も早く消火を始めないと大変なことになってしまう。どうしたらいい? お頭不在の新庄藩・火消組に今、何ができる? 何が…「なにを遊んでやがる!」お頭!いつ戻られたので!?心細かったんですよ、すぐに指示を!われわれは今、何をすればいいのですか?「諏訪主殿頭どのは寝過ごしたらしい。」え?「新庄藩火消、起床の介添えを致す。」え?え?「構わねえから、門をぶっ壊せ!」

待ってました!火喰鳥!
ほぼ同得票数の4作品の最後がこの「羽州ぼろ鳶組」第2弾「夜哭烏」。
2018年に放送された「火喰鳥 羽州ぼろ鳶組」の続編で、中盤ややもたつくが、ラストの爽快感はさすが。

■リスナーの感想■

  • シリーズ2作品目で、第1作(火喰鳥)ほどではないが安定の面白さ。ぜひシリーズを継続してほしい。
  • 炎だけでなく、政治の裏側とも戦う展開が熱くて面白かったです。
  • みゆきさんが超いい女。ラストの盛り上がりは半端無かった。超一級の娯楽エンターテイメント。
  • 前回の話がとてもよかったので、楽しみにしてました。火消しの皆様かっこいい…。
  • こんな奥さん欲しいです(笑)
  • ぼろ鳶のファンですが、うーん、作品はいいんだけど、筧利夫さんの声がちょっとズレてませんでした?
  • 大火に立ち向かう時の松永源吾と大音勘九郎がとてもカッコ良かったです
  • 新之助以外の役者さんがべらんめぇ言葉のセリフなので、よくすらすら言えるな、て思いながら聞いていた。一橋家との争いは終わるときが来るのかな。
  • 筧利夫さんをはじめ、安定の演技、ストーリーも勢いがあって楽しめた 秀逸
  • 素晴らしかった。続編も聴きたい。
  • これもシリーズ作品。奥方との結婚の経緯も物語におりこまれていた。
  • 気風のいい演技よい

第5位(10票)

ベルリン1989

ベルリン1989 作:古川健(青春アドベンチャー)
「ベルリンの壁」が崩壊した直後の西ベルリンの医科大学。医学生のハインツは、指導教官のアルベルト・ギュンター教授から、ある奇妙な依頼を受ける。「東ベルリンにあるハンス・アイスラー音楽大学。その構内にある楡の木の根元に埋まっている私の忘れ物を取りに行って欲しい。」教授は東ドイツからの亡命者だが、壁が崩壊した今となっては東ベルリンに自ら足を運ぶこともできるはず。一体、なぜ自分などに依頼するのだろう…あまり気が進まないながらも音楽大学へと出向いたハインツは、そこで憂愁を帯びた表情でピアノを弾くひとりの音大生に出会う。彼女が弾いていたのは東ドイツ-ドイツ民主主義人民共和国-の国歌だった。

2015年1位タランの白鳥」、2018年1位「暁のハルモニア」でも主演した海宝直人さんの主演作。
…の割には今一つ伸びなかったが、個人的には3作品の中で一番好きだ。

■リスナーの感想■

  • 欧州が舞台の作品は重厚で歴史に疎い自分にとって難しく感じることがあった。 東西ドイツについて主人公と同じ目線で知っていけたのが良かった。島田さんの演技が素晴らしかった。 主人公の友人2人が似すぎていた。
  • 30年前という最近の話、知らなかったので色々と衝撃を受けました。
  • 選択肢があればなかよくできる
  • 当時の東ドイツが垣間見れる作品、恐ろしい時代
  • 人間の善性を直球で投げるって、青春アドベンチャーでもないと、今の世の中 難しいと思います。 ほぼほぼ頓挫している半全体主義化ポンコツ国家2019年ジャパンで、コレぶつけて来るスタッフは偉いと思う。
  • 東西ベルリンが統一するということはこういうことなのかと考えさせられた。
  • 期待してましたが、ラジオドラマでは表現が難しかったかも。
  • ヒロイン演じる咲妃みゆさんが可憐で素敵でした。

第6位(9票)

ぱきゅん

ぱきゅん 作:木皿泉(青春アドベンチャー)
刑事だった父が死の直前まで心配していたのは、一人残される息子の僕のことではなく、後輩の刑事"ぱきゅん"のことだった。しかし、当のぱきゅんは一度も父の見舞いに来ることはなく、葬儀の場からも逃げ出した。まるで汚いものから逃げるように。僕はぱきゅんを絶対に許さない…はずだったのに。なぜか、ぱきゅんと同居することになってしまった。しかも、僕を痴漢の冤罪に陥れた陽子や、父の元同僚の溝口まで転がり込んできた。そして事件は起こり始める。ぱきゅんの書いた「完全犯罪ノート」そのままに。

名脚本家・木皿泉さんのオリジナルだが、正直、私には良さが今一つ分からなかった。
ただ不思議な魅力があるのは感じる。

■リスナーの感想■

  • 腑に落ちない点も多々あるのに、なぜか心惹かれる作品でした。
  • 不思議な雰囲気のミステリーだったと思います。こういうのも好きです。信長と光秀というネタが面白かったです。
  • もと刑事が信長という黒幕だったのがおましろかった
  • 久しぶりの木皿泉。最後に流れる曲も良かった。
  • 最初の風呂覗きからは考えられない展開。彼のことは好きだったから、信じてた。逃げた二人の前に現れた時、ああ本当にこの人が犯人なんだという絶望。心を揺さぶられました。
  • ぱきゅんってなんやねんって思いましたが、最後はぱきゅんがとっても頼もしかったです。
  • 加藤清史郎くんのお芝居が良かった。大人の声で未成熟な人物像。
  • 私の中ではワーストオブザイヤー確定です。 前半期待大でしたが結末が伏線を煙にまくようなそして開き直りな内容でがっかりです 「ぱきゅん」というタイトル及び劇中で何度も「ぱきゅん」の連呼するところだけがうけた
  • とにかく次回が待ちきれない展開だった。
  • タイトルでおっ、となる

第7位(8票)

タイムライダーズ 紀元前6500万年からの逆襲

タイムライダーズ 紀元前6500万年からの逆襲 原作:アレックス・スカロウ(青春アドベンチャー)
フォスターが去り、マディをリーダーとして新たなスタートを切った新生タイムライダーズ。まず最初にやらなければいけないことは、前の任務で失われた支援ロボット“ボブ”のボディの再生だったが、突然未来から新たな時間犯罪者の発生を知らせるメッセージが入ったことにより状況は一変。発信元も定かではない怪しいメッセージだが、その時間犯罪の重大さに、チームはボブの体を速成して緊急対応することを決断。犯罪現場が2015年という「近場」であることもあり、拙速を厭わずチームの実行係リアムと新ロボット・ベックスをタイムトラベルさせるのだが…そこで待っていたのは思いもかけないトラブル。そして思いもかけない「長旅」だった。

今作も面白い作品だが、前作が傑作だったので期待した人が多かった様子。
それにしても、なぜ全15回にしなかったのだろうか。

■リスナーの感想■

  • 全15話でお願いしたかった。
  • どこにタイムトリップするか毎回楽しみ
  • 設定はわくわくしたけど、結末が個人的に今一歩でした
  • 超ザンネン枠。第一弾の時間枠、シナリオ監修パワーが欲しかったです。 原作の面白さの1/10も再現出来ていなかった…。
  • これぞ青春アドベンチャー
  • 前作タイムライダーズを引っ張っていたフォスターがいなくなったけど、作品にいてホッとした。また3人にはフォスターが必要だと思う。
  • 前作はおもしろかったが、今作は期待はずれ。内容も思い出せない。
  • 前作が良かったので、今作も期待していた。新しい支援ロボも魅力てきであぅた

第8位(7票)

ロロ・ジョングランの歌声

ロロ・ジョングランの歌声 原作:松村美香(青春アドベンチャー)
1998年12月3日、赤道近くの島、東ティモールで1人の日本人新聞記者が射殺された。中瀬稔(なかせ・みのる)享年32歳。私の兄だ。新聞記者として世界中を飛び回っていた稔兄さんは、行く先々から私に絵葉書を送ってくれた。最後の絵葉書は東ティモールに渡る直前、インドネシアの世界遺産、ブランバナンのロロ・ジョングラン寺院からだった。あの時、稔兄さんは何を感じていたのだろう。そして絵葉書になぜあんなメッセージを残したのだろう。「俺は運命に逆らうことにするよ」などというメッセージを。

リスナーの皆さんが揃ってラストに言及しているのが笑える。
緊迫感のあるストーリー展開の良作なのだが、あの終わり方は物議を醸して当然。

■リスナーの感想■

  • ベスト3には選ばなかったが社会派の内容をエンターテイメントに昇華している良作。ただし終わり方は残念。
  • 結末に疑問。5回では無理では。
  • 最後が衝撃的でした。続きを聴きたい!という衝動にかられたのは初めてだったと思います。
  • 最後がブツ切りな終わり方でしたが、スピーディーに展開する物語に合っていたような気もします。
  • 最後の一言でぞわっとしました。続編が聞きたいです。
  • 話数短いし、最後あんな終わり方したら、続編期待する
  • リアリティと緊迫感の中にも異国情緒があり、ぎょっとする結末もあいまって全5回ながら強烈に印象に残った作品。硬派な作品ですがドゥイキ・ヨセフ・クリストファーさんが演じていたアグスさんになごみました。

第9位(6票・2作品)

夜のストーリーボックス

夜のストーリーボックス 作:葉月けめこ他(青春アドベンチャー)
本作品「夜のストーリーボックス」はNHK-FMのラジオドラマ番組「青春アドベンチャー」で放送された脚本家競作によるオムニバスラジオドラマ作品です。「青春アドベンチャー」という番組は、毎週月曜日から金曜日の夜9時15分から30分までの15分間に放送されている帯ドラマの番組で、通常、2週間(10回)を1クールとして続き物の作品を放送しています。ただ、時々、1回15分で完結する短編作品集を放送することもあり、本作品はそのひとつです。

オムニバスで2019年、最も票を集めたのはこの作品。
第5話は「今日は一日“ありがとうFM50”三昧 ~オーディオドラマ編~」の中で放送された。

■リスナーの感想■

  • 加藤虎ノ介さんの声がとても好きです。
  • 「夜」というテーマの下に毎晩違った趣きの話が聴けて、楽しみでした。作品としてはいま一歩の物もありましたが。
  • 一番出来が良かった 哀愁もある
  • それぞれの作品にひねりが利いていて面白かったです。
  • 3話目石原理恵子作「世界の終わりに(の?)カレーライス」が面白かった。短編SFで不思議な世界観があって共感も出来る良作。もう一度聞きたい。ホームページに作者名とタイトルきちんと入れて欲しかった。
  • カレーと宇宙の話が良かった。ずっと聞いていたい会話だった。
  • 漂流しあじさいに流される話?雰囲気好き

砂漠の王子とタンムズの樹(再)

砂漠の王子とタンムズの樹 原作:足立明(青春アドベンチャー)
貧しい砂漠の王国の王子、グー・タイニャス。この赤い瞳を持つ心優しい王子は、王位継承権を得るための「試しの儀」に臨むにあたり、心中に、ある決意を抱いていた。その決意とは、自分が王になった暁には、理解できない理由で追放された前王妃 -グーの実母- を探すこと。だが、強い決意を持って臨んだはずの「試しの儀」は冷酷な決断を要求する過酷なものだった。国を守るために残酷な決定を平然と下すことを要求する周囲の人間たちに、強い反発と嫌悪感を覚えるグー。しかし一方で、彼はこの国にそうせねばならない現実があることも知る。それでも彼は現実を無批判に受け入れることを拒否する。この国は間違っている、このままでよいのか、と。

2019年の再放送作品の最上位。
終盤駆け足なのがやや残念だが、父王の最後の言葉が胸に刺さる良作。
一見子供向けだが大人の聴取にも耐える作品。

■リスナーの感想■

  • 初回放送を聴いていたが、再放送でも新鮮な気持ちで聞けた。毎回リアルタイムで聴くのを楽しみにしていた。 タンムズの樹の秘密が明かされるところに緊張感があった。また、キャラクターが生きていると感じられた。
  • 何度聞いてもやっぱり良作。
  • タンムズは原発でしょうか。現代社会への警鐘かとも思える苦さも感じつつ、冒険ストーリーも楽しめました。
  • 先が気になった
  • 現代の社会問題を巧みに織り込んだ設定や、思わず応援したくなる王子など、ストーリー展開も面白かったです。
  • 水と食料の素が生け贄で、それをやめるために新天地を求める冒険がハラハラした。砂漠は今後緑化できるかな
  • 小山さんの語りが最高でした。 人がガンガン死んでいく物語は昔のゲームっぽくて、なつかしさを感じました。
  • 主要キャラが反逆者の道を選ぶってだけで個人的に大幅加点です。
  • 誰も幸せになれないんじゃないか、と思うほど悲劇。最終回にはなんとか盛り上がったが、第9回までの悲劇色が強すぎてイマイチな終わり方だった。
  • 名作。これぞ青春アドベンチャー ただの歴史ものが多い昨今、こういう作品が聴きたい

第11位(4票・4作品)

93番目のキミ(再)

93番目のキミ 原作:山田悠介(青春アドベンチャー)
植木也太は(うえき・なりた)はロボットが好きな大学生。他人は彼をロボットオタクというけれども、自分では大学生活を謳歌している普通のリア充だと思っている。そんな也太は当然ながら、シリウス自動車が開発した個人向けのロボット“スマロボ”(スマートロボット)をすでに所有している。しかし、今度新たに発売された“スマロボ2”は従来機とは一線を画した性能らしい。特にスマロボ2に“相棒アプリ”をダウンロードすると、今までにはない人間的な反応をするらしいのだ。居ても立ってもいられなくなった也太は、祖母を言いくるめて手にした60万円を握りしめて販売店に向かう。こうして也太は、スマロボ製造番号93、通称「シロ」と出会ったのだ。

流行に敏感な青春アドベンチャースタッフは第3次AIブームにマッチした作品も当然、用意しております(笑)
本作品はそのライトな側面を担当。也太はちょっと幼すぎるけど。

■リスナーの感想■

  • 主人公とロボットが”相棒”になっていく様子が良かった。特に前半のダメダメな主人公がシロのために成長していくところが良かった。後半は少しありがちなストーリーに思えてしまった。ラストは切ない。
  • 名作です。こういう作品最近ほんとなくなったな・・・

手をつないだまま さくらんぼの館で

手をつないだまま さくらんぼの館で 原作:令丈ヒロ子(青春アドベンチャー)
僕、学生作家のモドリ野颯太(もどりの・さった)は、入院した遠縁のおばあさんに代わって白桜館(はくおうかん)なる洋館を住み込みで管理することになった。洋館と言っても木造2階建ての小さなもの。大学休学中という暇な身にとっては、管理などお手のものだ。そもそも、リア充高校生を主人公にしたお手軽な青春小説がいつまでも売れ続けるとは思えず、大学を休学して本格的に執筆に専念したいと思っていたところだったのだから、学生作家の身には不相応な平穏な執筆環境を手に入れられると思えば大歓迎、むしろ渡りに舟、まさに夢のような話だ。でも平穏な生活は長くは続かなかった。ある日突然、家原りりな(いえはら・りりな)と名乗る10歳の少女が現れたのだ。彼女がいうには、りりなはおばあさんの孫で、そのおばあさんに白桜館に住むように言われたのだから、同じようにおばあさんから館の管理を任された颯大にはりりなを世話する義務がある、らしいのだが…

序盤の「少女とのふたり暮らしの日常」という内容は正直、個人的には受け付けなかったが、中盤から思いもよらない展開に。
意外とシリアスで真面目な内容になったのは悪くなかったが、もうひとひねりを期待するのはお門違いか。

■リスナーの感想■

  • 死別は人生の課題だと思う
  • 奇妙さと不思議があって、入ってみたくなる世界
  • 中盤までのミステリアスな雰囲気が印象的だった。

機械仕掛けの愛(再)

機械仕掛けの愛 原作:業田良家(青春アドベンチャー)
業田良家さんの漫画を原作とするラジオドラマで、主にロボットをテーマにした全5編の短編集作品です。本作品の舞台は現代の日本に近い設定ですが、人間に近い感情を持つロボットが違和感なく人間と共存している世界で現実とはやや異なっています。

流行に敏感な青春アドベンチャースタッフは第3次AIブームにマッチした作品も当然、用意しております(笑)
本作品はそのシリアスな側面を担当。
ちなみに本作品と「93番目のキミ」はともに2014年初放送作品

■リスナーの感想■

  • シナリオテラー 再だけどきいたことないので
  • 怖くて途中で聞くのやめちゃいました・・・。
  • これは、泣いたなぁ。漫画もよかったっす!
  • 名作。こういう作品が最近の青春アドベンチャーには欠けている
  • 1話ぎゅっとくる。タイガで新山さん知った、こちらも宇宙人やロボットを受け入れ優しい役

あずかりやさん

あずかりやさん 原作:大山淳子(青春アドベンチャー)
そのお店は商店街のはしっこにあって、一見、お店なのか民家なのかもわからないし、ぼーっとしてたら通り過ぎちゃうかも知れない。お店の名前は「さとう」?いえいえそれは和菓子屋をしていた先々代がわかりやすく「砂糖」と書いただけ。では和菓子屋さん?いえいえ違うのです。そこは「あずかりやさん」。盲目の店主が「社長」と一緒に営む小さなお店。預かり賃は1個1日100円です。

優しい世界観の心温まるお話…と思って聴いていたら、終盤は結構、激動の展開。
いや改めて考えると、序盤から拳銃が出てきたりして結構、不穏だったのかも。

■リスナーの感想■

  • 出演者の方々の声はとても好みだったが、ストーリーにはまることができなかった。“石鹸さん”の話など、結局どうなったの?と思ったり…(理解力ないのかもですね)
  • うーん。いかにもいい話ですよ、という感じがちょっと苦手かも。
  • 盲目の預かり屋さんがネコのいたずらで女性客を事故で失うのが悲劇的だった。死別は人生の課題だと思う
  • 遺言を預かる回が好き。ラストはちょっとショック。
  • 出来事の裏にある事情をラジオドラマで表現するのは難しいと思うのですが、ちゃんと理解できる構成で、面白かったです。
  • ほっこりムードなだけにシュール。拳銃は今も持ったまま?石鹸さんがいきなり事故にあったのはびっくり、猫とはいえ人格あるだけに後味悪い

第15位(3票・4作品)

高天原探題

高天原探題 原作:三島浩司(青春アドベンチャー)
僕はあの時、清美を救わなければ良かったのだろうか。7年前、京都・桂川の河辺に、どこからともなく降り注いだ大量の土砂。確かにあの時を境に世界は変わってしまった。異能者「玄主」(ゲンシュ)と、人知を超えた弁別不能体「不忍」(シノバズ)により再起不能にされた多くの人々。しかし、目の前で生き埋めになった少女を救わないなんて選択肢があったとは思えない。たまたまその最初の出現場所に僕が居合わせたからといって、今日の事態に僕が責任をとらないといけないとも思えない。そう、責任ではない。責任をとるために僕は「不可識存在問題対処専門委員会」(俗称「高天原探題」)に入ったわけではない。僕は単に再会したかったのだ。あの少女に。

小惑星2162DSの謎」、「know~知っている」、「UFOはもう来ない」、「時砂の王」と、青春アドベンチャーでは春先に日本人作家によるSFをラジオドラマ化するのが恒例になっており、本作はその最新作。
内容はわかったようなわからないような。でも妙な迫力はある。

■リスナーの感想■

  • 何だかよくわからないけど、徹底しててすごかった。
  • 原作もよかったですが、オーディオのよいところを詰め合わせたドラマだったと思います。設定といい、台詞のチョイスといい、もう最高でした。

晴れたらいいね(再)

晴れたらいいね 原作:藤岡陽子(青春アドベンチャー)
それは昏睡を続ける95歳の患者、雪野サエの病室に着いた時のことだった。突然の地震。慌てた24歳の看護師・高橋紗穂(たかはし・さほ)が気が付くと、そこは太平洋戦争中のフィリピン・マニラだった。驚く紗穂だが、自分の体が自分のものではなく、若き日の従軍看護婦・雪野サエの体であることにも驚く。これは悪夢か。でも、夢にしては覚める気配がない。まさかタイムスリップ?とにかく、日々を生き抜くために、「紗穂」は「サエ」として生活を始めるのだが…

内容はタイムスリップもの。しかもタイムスリップ先は兵士と軍属が逃げ惑う泥沼の戦場。
でも、作中で歌われるドリカムの名曲「晴れたらいいね」が希望を運んでくる良作。

■リスナーの感想■

  • 今年一番心に残った作品。中盤、主人公が訴えた言葉が心に響いた。主人公サエの声が明るく、重いテーマだが聴きやすかった。ラスあの曲を聴く度、この作品のことを思い出すと思う。
  • 戦争の風景が声と音で上手く表現されていて、思わず自分も体験しているような気分になりました。
  • 音楽もストーリーもよかった。サエの言葉が忘れられない。

クラバート(再)

クラバート 原作:オトフリート・プロイスラー(青春アドベンチャー)
時は18世紀の始め。今のドイツとポーランドの間にある王国。14歳の少年・クラバートは、家々を訪ねて賛美歌を歌い、施しを受けることで生きのびてきた浮浪児だったが、ある日、声変わりで歌を歌えなくなってしまう。絶望し、仲間の元を離れたクラバートだったが、不思議な導きによって「水車場」(すいしゃば)を営む「親方」のもとに弟子として住み込むことになった。来る日も来る日も水車で麦を粉にする日々。労働は過酷だったが、とにもかくにも清潔な寝場所と十分な食事を得られたことにホッとしたクラバート。しかし、この水車場には不思議なことがあることに気が付く。なぜ渡された洋服は自分にぴったりだったのか。疲れ切った時に職人頭のトンダが唱えてくれたのは呪文?滅多に使わない特別な臼で挽いていたのは…骨…?そして、ある夜、親方に呼ばれたクラバートはこう告げられる。「お前がこの水車場に来て3か月が経った。改めて正式に契約を交わそう。今日から粉ひき以外のことも教える。ここは魔法の学校だ。お前に今日から魔術を教える…」

それにしても今年の再放送はレベルが高い!
本作品もファンタジー風の味付けながら現代社会を暗喩的に表現した良作。
中盤ちょっとダレるけれども。

■リスナーの感想■

  • 魔法だけじゃ幸せになれない
  • 最後までボスが怖くてひやひやして聞きました。
  • いやあ、これは完璧な作品だったと思います。宮崎駿も好きらしいですが、わかります。
  • 怖さとファンタジーが絶妙なバランスで聴き入りました。

僕たちはもう帰りたい

僕たちはもう帰りたい 原作:さわぐちけいすけ(青春アドベンチャー)
仕事がつらい。もう帰りたい…そんなある日、帰り道で見かけたスナック。その名は「もう帰りたい」。なんだこの名前は?でも気になる。少し寄ってみるか。

非常に生々しい日常生活・お仕事もの。
確かにもう帰りたいと思うことはよくある。
でもわざわざそのままラジオドラマにしなくても…

■リスナーの感想■

  • 全話聴いたわけではないが、今年一番合わない作品だった。職場のいざこざを聴くのはしんどい。
  • 木野花さんはさすがの貫禄でしたが、バーのママというより村のおばば様のような感じ?
  • 毎回EDが新世界よりのBGMだったのが皮肉のこもってて良かった
  • 最後の全員が集まるところが新鮮でした。第3話と第4話がお気に入りです。
  • 悩みも吹っ飛ぶような、気さくなママのお悩み解決が好きです。

第19位(2票・2作品)

夢みるゴシック それは常世のレクイエム

夢みるゴシック それは常世のレクイエム 原作:木原敏江(青春アドベンチャー)
19世紀初頭のイギリスはロンドン。レミントン家のポーリーンは孤児院育ちのお転婆令嬢。そんなポーリーンを、当代きっての色男バイロン卿はブンブンうるさい「クマンバチ」と揶揄しながらも目が離せない。ある日、ポーリーンにアルパグレンモアの領主、エドレッド・リッズデイルなる男性が近づいてきた。生気のない黒い瞳と蝋人形に見える青白い美貌、そして赤すぎる唇。折しも世間では体中の血を抜かれる奇怪な殺人が起きているというが…まさか吸血鬼?今は中世ではない。バイロン卿の好むゴシックロマン小説ではあるまいし、蒸気機関車が走ろうというこの時代にそんなことがありえるのだろうか。

第1作の続編がその年のうちに作られるなんて、近年では「白狐魔記 源平の風」→「白狐魔記 蒙古の波」以来か。
石川由依さんは最近の青春アドベンチャーで重用されているが、本作のポーリーンはメープル(月蝕島の魔物)と印象が似ている。

■リスナーの投票理由■

  • バイロン卿の声がかっこよかった。五話だけど綺麗にまとまっていた。
  • 原作マンガのファンですがイメージ通りで良かったです。

クリスマスの幽霊(再)

クリスマスの幽霊 原作:ロバート・ウェストール(青春アドベンチャー)
物語の舞台は1930年代のイギリス北部の片田舎にある街。街の経済を支えているのはユダヤ人オットーが作った巨大な化学工場、そして、少年の父はその工場で働く職長だった。少年にとって、工場は大人たちだけが入ることを許される謎の世界。だから、父は「魔法の王国にいる油まみれの魔法使い」だし、オットーは「死後も工場の中を彷徨う伝説の怪物」だった。ある年のクリスマス。少年は、父のために工場へ忘れ物を届けに行くことになった。それは単なるお使いではない。少年にとってワクワクドキドキの冒険の始まりだった。

ウェストールの原作作品は2作品目だが、個人的には前作の「海辺の王国」より楽しめた。
阪脩さんのナレーションが嬉しい。

■リスナーの投票理由■

  • 子役くん大活躍の翻訳もの。ラストが良かったので好印象。
  • 大人が、ちゃんと大人。 地味だけど大事なこと。

第21位(1票)

1票の投票のあった作品及びこれに対する感想は以下のとおりです。
票は少なくてもコメントが多い作品もあるのが面白いです。

作品名 リスナーの感想
夢みるゴシック それは怪奇なセレナーデ
  • 藤岡さんの声が素敵。安心してみていられるシリーズ。
  • 変わった話が面白い
  • 原作のロマンチックで不気味な雰囲気がそのままラジオドラマになっていて良かったです。石川由依さんのポーリーンが可愛かった。クラシック音楽をベースにした音楽もすごく合っていました。
日本のヤバい女の子
  • ガールズトークが楽しかった。
  • 原作小説の意図や面白さとちょっと違うところへ行ってしまったような。
  • 様々なタイプの昔話の女性が出てきて、フェミニズム的にもバランスが取れていたと思います。
  • 原作も好き。面白かった。
  • 一話目のおかめさんはよかったです
河童の記憶
吸血鬼(再)
  • とにかく気持ち悪かった、さすが乱歩
いまはむかし~竹取異聞~(再)
  • 竹取物語をベースにした和風ファンタジーな世界観や、少年少女の境遇が面白かったです。
  • 役者の演技でグイグイ引っ張られます。 好きですねぇ。主演の方。
  • 自分で運命を切り開くかぐや姫。アイデアが面白くて夢のあるお話だった。
さいごの毛布(再)
  • 青春アドベンチャーにあまりないような、リアルな作品で新鮮。
  • チビちゃんの成長が心に残りました。心がホッとしたお話がとても好きです。
  • リアルに切なさもあって良作

コメントのみ

投票はなかった作品に寄せられた感想は以下のとおりです。

作品名 リスナーの感想
神南の母(ママ)の備忘録(メモワール)(再)
  • ちょっと期待と違いました。
  • 人の人生を覗いてるような感じ
フラワー・ライフ(再)
  • 暗くて救いのない話が多く、毎晩のように気が滅入りました。
  • 今は亡き市原悦子さんが出演。まんが日本昔話のイメージが強いけど、現代の女性を演じてるのを聞いて驚く。他の出演者とはスピーカーから飛び出してくる空気が違う。すごい。

男女別ランキング

また、男女別のベスト10+αは以下のとおりです。
今年は昨年ほど顕著な男女差はみられませんでした。
敢えていえば「ぱきゅん」は女性の支持が強いようです。
男女それぞれどちらかしかランキングに入っていない作品は太字にしてみました。

男性票

順位 票数 作品名
1 9 北海タイムス物語
元中学生日記
3 8 夜哭烏 羽州ぼろ鳶組
4 6 紺碧のアルカディア
5 5 タイムライダーズ 紀元前∔600万年からの逆襲
ロロ・ジョングランの歌声
ベルリン1989
8 3 あずかりやさん
9 2 93番目のキミ(再)
夜のストーリーボックス
高天原探題
機械仕掛けの愛(再)
砂漠の王子とタンムズの樹(再)
ぱきゅん
クリスマスの幽霊(再)

女性票

順位 票数 作品名
1 8 紺碧のアルカディア
2 7 ぱきゅん
3 5 ベルリン1989
元中学生日記
夜哭烏 羽州ぼろ鳶組
6 4 北海タイムス物語
夜のストーリーボックス
砂漠の王子とタンムズの樹(再)
9 3 タイムライダーズ 紀元前6500万年からの逆襲
晴れたらいいね(再)
手をつないだまま さくらんぼの館で
僕たちはもう帰りたい

まとめ

以上です。
例年飛びぬけて得票が多い作品があったのですが、今回は上位4作品が団子状態という珍しい結果になりました。
この結果には、集計方法の変更も影響しているとは思いますが、良い作品が多かったからと言っても良いのではないかとも思っています。

【2019年のリスナーアンケート結果一覧】


■アンケート企画の結果
各年ごとアンケートの結果一覧はこちらから、全作品アンケートの結果一覧はこちらからご覧ください。


■2019年の放送作品
2019年に青春アドベンチャーで放送された作品の一覧はこちらです。



(※)2020/1/24追記
事実関係の誤認をご指摘いただいたので修正しました。
ありがとうございました。

コメント

  1. Hirokazu より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    Yさま
    ご指摘ありがとうございました。
    本文は修正いたしました。

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