青春アドベンチャーの海外原作作品はどの国の作家の作品が多いのか(その2)

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【なんでもベストテン31】海外原作作品はどの国の作家の作品が多いのか(その2)

NHK-FMのオーディオドラマ番組「青春アドベンチャー」系列の番組で、(日本以外で)原作としてどの国の作家が最も採用されているかを調べる企画の第2弾。
第1弾(第7位⇒第3位)に続いて、本記事では、2番目に多くの作家が採用されている国と、最も多くの作家が採用されている国の発表です。

海外原作作品の国別ベスト10

とはいったものの、まあ予想どおりの結果となりました。ご覧ください。
なお、第1弾と同様、各作品に付けている略号は(SA=青春アドベンチャー、SY=サウンド夢工房、AR=アドベンチャーロード、FA=FMアドベンチャー)を示しています。
また、「ふたりの部屋」と「カフェテラスのふたり」は不明な点が多いことから今回のランキングからは除外しました。

ランキング(第2位・第1位)

第2位(27.5作家):イギリス

第3位のドイツと大きく水をあけた第2位がイギリス。
なんと27.5人が採用されています(バロネス・オルツィはハンガリー出身、ピーター・ディッキンセンは北ローデシア出身、ラファエル・サバティーニはイタリア出身です)。
0.5人は「世紀の大冒険レース~アムンゼンとスコット」の原作が本田勝一さんとチェリー・ガラードの2名とされていることから半分だけカウントしたためです。
FMアドベンチャーがスタートした1984年から最新の2023年まで満遍なく採用されていますが、実は海外原作作品全盛だった1990年代にあまり採用されていないことが、第2位にとどまった原因です。
それにしてもスパイものや謀略ものが多いですね。さすがジェームズ・ボンドの国。
また、ヴィクトリア朝及びその後の時代を舞台にした作品は数多く、こちらでそれをまとめています。

作家名 作品名
アーサー・コナン・ドイル ロスト・ワールド(1997年・SA)
アーサー・C・クラーク 渇きの海(1984年・FA)
アリステア・マクリーン 防潮門(1988年・AR)
アレックス・シアラー 世界でたったひとりの子(2009年・SA)
アレックス・スカロウ タイムライダーズ(2017年・SA)
タイムライダーズ 紀元前6500万年からの逆襲(2019年・SA)
アンソニー・ホープ ゼンダ城の虜(2008年・SA)
ゼンダ城の虜~完結編~ヘンツォ伯爵(2010年・SA)
エセル・リナ・ホワイト らせん階段(2008年・SA)
ギャビン・ライアル 裏切りの国(1985年・AR)
深夜プラス1(2023年・SA)
キャンベル・アームストロング ジグが来る(1989年・AR)
クリストファー・プリースト スペース・マシン(2015年・SA)
ケン・フォレット ペテルブルクから来た男(1984年・FA)
ジェームズ・ヒルトン 失われた地平線(2009年・SA)
ジャクリーン・ウィルソン スーツケース・キッド~バイバイ わたしのおうち~(2011年・AR)
ジャック・ヒギンズ 暗殺のソロ(1989年・AR)
鷲は舞い降りた(2020年・SA)
セリア・リーズ レディ・パイレーツ(2012年・SA)
チェリー・ガラード 世紀の大冒険レース~アムンゼンとスコット(1987年・AR)
チャールズ・ディケンズ 二都物語(1986年・AR)
クリスマス・キャロル(2013年・SA)
パトリック・ルエル 長く孤独な狙撃(1988年・AR)
バロネス・オルツィ 紅はこべ(1994年・SA)
ピーター・ディッキンセン エヴァが目ざめるとき(1995年・SA)
フィリップ・リーヴ 移動都市(2010年・SA)
フランシス・ハーディング 嘘の木(2012年・SA)
ボブ・ラングレー 北壁の死闘(1992年・SA)
メアリー・シェリー フランケンシュタイン(2011年・SA)
ラファエル・サバティーニ スカラムーシュ(2009年・SA)
ロバート・ウェストール 海辺の王国(2003年・SA)
クリスマスの幽霊(2017年・SA)
A・J・クイネル スナップショット(1987年・AR)

第1位(36作家):アメリカ合衆国

第2位のイギリスをも大きく引き離しての第1位がアメリカ合衆国。
イギリス同様、番組スタート時期の1984年と本年2023年の両方で採用されていますが、コンスタントに使われている訳ではなく、2005年のパーク・バック原作「5つの贈りもの」から2015年のジョイス・キャロル・オーツ原作「アグリーガール」まで10年近いインターバルがあります。
こういった中で今回圧勝した原因としては、やはり川口泰典さんが演出されていた1993年から1996年あたりにおける圧倒的な採用数の多さ。
この頃の青春アドベンチャーは海外原作色、というよりアメリカ色のとても強い番組でした。
なお、「アリアドニの遁走曲(フーガ)」はコニー・ウィリスとシンシア・フェリスの共著なのでふたりあわせて1人カウントです。
ちなみにアメリカ合衆国を舞台にした作品はこちらにまとめています。

作家名 作品名
アイラ・レヴィン ブラジルから来た少年(1996年・SA)
アーヴィング・ウォーレス オールマイティ(1985年・AR)
アンドリュー・クラヴァン 秘密の友人(1995年・SA)
エイミー・トムスン ヴァーチャル・ガール(1995年・SA)
エド・マクベイン 警官嫌い(1984年・FA)
カート・ヴォネガット・ジュニア 猫のゆりかご(1993年・SA)
クレイグ・スミス レディ・スティンガー(1994年・SA)
ケン・グリムウッド リプレイ(1995年・SA)
コニー・ウィリス&シンシア・フェリス アリアドニの遁走曲(フーガ)(1994年・SA)
ジェイムズ・P・ホーガン 時間泥棒(1996年・AR)
ジェームス・フェニモア・クーパー モヒカン族の最後(1988年・AR)
ジャック・フィニィ 盗まれた街(1995年・SA)
ジョイス・キャロル・オーツ アグリーガール(2015年・SA)
ジョイ・フィールディング 優しすぎて、怖い(1995年・SA)
ジョン・J・ナンス 着陸拒否(1998年・SA)
スティーヴ・オルテン Meg(1998年・SA)
スティーブン・L・トンプソン A-10奪還チーム出動せよ(1987年・AR)
ダニエル・キイス 五番目のサリー(1993年・SA)
デビッド・ビショフ ウォー・ゲーム(1986年・AR)
テリー・ブルックス 魔法の王国売ります ランドオーヴァーPart1(1995年・SA)
魔術師の大失敗 ランドオーヴァーPart2(1995年・SA)
黒いユニコーン ランドオーヴァーPart3(1996年・SA)
大魔王の逆襲 ランドオーヴァーPart4(1996年・SA)
見習い魔女にご用心 ランドオーヴァーPart5(2001年・SA)
ドナルド・E・ウェストレイク 踊る黄金像(1995年・SA)
二役は大変!(1996年・SA)
嘘じゃないんだ(1996年・SA)
トーマス・ブロック 盗まれた空母(1987年・AR)
パール・バック 5つの贈りもの(2005年・SA)
ハワード・パイル ロビン・フッドの冒険(1996年・SA)
ポール・オースター ザ・ワンダーボーイ(2002年・SA)
マイクル・クライトン ジュラシック・パーク(1993年・SA)
スフィア(1993年・SA)
マーゲライト・ヘンリー 名馬 風の王(1999年・SA)
マリア・V・スナイダー 毒見師イレーナ(2018年・SA)
イレーナの帰還(2020年・SA)
ミッキー・スピレーン 大いなる冒険(1987年・AR)
メアリ・H・クラーク アナスタシア・シンドローム(1994年・SA)
リチャード・ジェサップ 摩天楼の身代金(1987年・AR)
ルイス・サッカー 穴(HOLES)(2005年・AR)
ルシアン・ネイハム シャドー81(2023年・SA)
ロイス・マクマスター・ビジョルド スピリット・リング(2004年・AR)
ロバート・A・ハインライン 夏への扉(1995年・SA)
D・R・クーンツ ウォッチャーズ(1994年・SA)
R・D・ツィマーマン あの夜が知っている(1994年・SA)

不祥な作家

101便着艦せよ」(1984年・FA)のオースチン・ファーガスン、「檻の中の殺意」(1985年・AR)のテリー・ブラジンスキー、「ノルマンディー号爆破」(1985年・AR)のレナード・サンダースの3名はどこの国の方かわかりませんでした。
ご存知の方がいらっしゃいましたらご教示下さい。
なんとなくアメリカなのではないかという気はするのですが…


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出演者、作品ジャンル、音楽、PV…
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