【2022年NHK-FMオーディオドラマ・リスナー人気アンケート①:青春アドベンチャー・作品編】
8年目を迎えたNHK-FMオーディオドラマの人気アンケート。
今年も多くの方にご協力いただきました。
ありがとうございます。この場を借りてお礼申し上げます。
さて、まずは青春アドベンチャーに対するアンケートのうち作品に対する投票結果及びご感想です。
以下の諸点にご注意ください。
- 上位4作品がかなり近接した票数となりました。参加者の限られたアンケートですので順位は参考程度とお考え下さい。
- 投票していない作品にもコメントできますので、各コメントは必ずしも投票者によるものではありません。
- 今年も特定の出演者のファンの方による集中投票の傾向がみられたました。詳しくは別途作成する反省会の記事をご覧ください。
- 参加者の属性等はこちらの記事をご覧ください。
それでは早速、結果を発表します。
(注意)コメントには一部ネタバレ要素があります!
第1位(24票)
◆六人の嘘つきな大学生
原作を読んで感じるのは、この作品に15分×10回という青春アドベンチャーの枠は狭すぎたということ。
特に後半のインタビューを大幅カットしているのが痛く、6人の細かい心の内は表現できていなかった。
しかし、何とかつじつまを合わせた脚本、少しオーバー気味の演技や演出を含めて、青春アドベンチャーの形態でできることはやり切っているとも感じた。
また全15回にしてダレるよりこのくらいキツキツの構成の方が満足感は高いという考え方もあろう。
原作のファンにもお勧めできる作品という意味で、納得の1位。
- 5話以降から見た。8話までの疾走感が好き。お話の締めがすごく気持ちよかった。
これがきっかけで青春アドベンチャー聴き始めたから思い入れが強い作品。
今のところこれを超える作品に出会ってない。(ケイル) - 衝撃的な結末に驚きました。(かな)
- 個人的な小さな物語がすきなのですが、物事終わった後の呆気なさが手抜きに見えてそれまでの積み上げた流れが全部おじゃんになった気がします。(HiroG3)
- 2022年のNO.1。こういう娯楽作こそが青春アドベンチャーの真骨頂。やや枠に入りきれなかった感はあるが、藤井香織さんの中だるみのない脚本が素晴らしい。そして(事実上の)ダブル主演の奧野壮さん・土村芳さんがまたいい。(Hirokazu)
- 今年の作品ではダントツの面白さ、近年の作品の中でも最高傑作だと思います。聴いていた時のゾクゾク感は今でも忘れられません。(現大学生日記)
- 珍しく毒が強い展開が続いて途中シンドかったですが、その分最後が大円団で印象深かったです。(イソフラムボン)
- 面白かったです(ありのみ)
- 飽きることなく最後まで食いついて聴けた(おかぴ)
- ほとんど効果音がなく、役者さんの演技だけで勝負されていた。ストーリーも、ちょうど就活を終えた自分に突き刺さった。(げん)
- 話題の作品をいち早くラジオドラマで聴けてよかった(本とかえる)
- 印象に残る作品だったが、犯人の動機に無理があるのがマイナス。それがなければ、私の名作リスト入り確実だったのに・・・。(匿名希望)
- なんとも言えない余韻が残った。
でも好きだったんだなぁ……。
思い返してもぐっとくる出色の青春ドラマ。(浅田飴) - 先が読めない展開が面白かったです。清廉潔白な人が誰もいなかったところも良かったです。(けく)
- この先がどうなるか毎回気になったのは、青春アドベンチャーで初めてでした。前半で事件が終わってしまって10回構成の振り分けも想像がつかず、ぎりぎりまで犯人が分からなかったのも上手いなーと思いました。(Nagi)
- タイトルは放送前に本屋で作者による紹介コメントが流れていたなと。後半の展開の変化にとまどったように思う。聴いていて不思議な浮遊感を感じた。(潤之)
- 原作も読みたい、と思わせた作品(にざえもん)
- 就活始める前に聞いたので、企業志望の就活がとても怖くなりました…ドラマ後原作を図書館で予約したのですが、人気で半年くらい待ったかもです。(みず)
- 原作も好きだった作品なので、まさか青春アドベンチャーで聴けるとは思わずとても嬉しかったです!主演の奥野壮さんの演技も良かったと思います。(K29)
- 原作を読んでいなかったので純粋にオーディオドラマとして聴きました。次はどうなるんだろうと気になって毎回楽しみでした。(しおじさとし)
- オーディオドラマとミステリーの相性の良さを改めて感じた作品です。
就活から暴かれていく学生の過去と六人の嘘。毎回スリリングで、ハラハラしながら聞きました。(匿名希望)
第2位(19票)
◆あたふたオペラ「からめん」
最も有名なオペラ演目「カルメン」を、替え歌にして、本職の声楽家が歌い上げるという奇天烈な作品。
ストレートプレイとオペラが混ざっている点でミュージカル的でもある。
ミュージカルはよく「登場人物が突然歌い出して不自然」といわれるが、これほど真面目に本職に美声を披露されると、もはや笑うしかない。
プロが本気でくだらないことをすることの凄さを感じる。
- 子どもたちと聞いていましたが、いきなり歌いだしたり、会話もとても面白くて、何度も聞きたくなる物語でした。(かな)
- 個人的には2022年のNo. 1。かつての藤井青銅さんを彷彿させる、ひたすら駄洒落での一点突破、最高でした。特に4話の花を当てる歌は何回聴いても笑ってしまいます。(エンマ)
- 新しい発想がシュールで面白かった。オペラ歌手の皆さんがいい声。特に主演の又吉さんよかったです。(匿名希望)
- 2022年ではこれが一番楽しい。
出てくる人物が一癖も二癖もあって、何を信じればよいのかわからない非常識さが良い。
年末最終の1本に放送した方が良かったのかもしれないハチャメチャ具合。
はちゃめちゃなオペラ劇を来年も新作でやってほしい。(HiroG3) - 3枠目を「滅びの前のシャングリラ」とどちらにするか悩んだが、オペラの基礎知識がないと深く楽しめない点が気になり選外にした。しかし本作を平然と放送したスタッフの冒険心は大いに買う。今後もこのような作品が出てくることを期待したい。(Hirokazu)
- 文句なしに面白かった。さまざまなチャレンジが感じられました。(ろんろん)
- 賑やかで、夜の作品には向かない。でも、楽しかった。(いもあん)
- 元々オペラは好きなのですが、替え歌がめちゃくちゃ面白くてツボりました。(ももんが)
- 大笑い(ありのみ)
- 新感覚で面白かった(いぬせまし)
- 結局何を伝えたい話だったのかわからなかったけど、オペラだったから許せた。あの雰囲気はそう簡単に作れるものではないと思う。(げん)
- なんだかんだで今年1番印象に残った作品。わけわからないんだけど、聴いていると元気が出た。(本とかえる)
- 2022年度作品でナンバーワン。「カルメン」の名曲に沿いつつ、ドタバタ劇に仕上っているのは超絶技巧。またこういう作品を放送して欲しいと思うけど、二番煎じだと面白くないかもしれませんね。(匿名希望)
- 次に何が飛び出すか分からないオーディオドラマらしい不条理さが面白く、笑いをこらえるのが大変でした。最終回では、スタッフまで自己紹介していて面白かったです。(けく)
- カルメンを観ながら妄想すればこういう作品ができるんだろうなあ。(水松)
- 別番組でオペラを落語家や講談師の語りで音楽とともに紹介するものがあったけれど、それの進化青春アドベンチャー版というところ。
上手すぎて、歌が逆に聞き取りにくかったりもしたけど。そのあたり次作があるなら、また工夫を期待したい。(潤之) - オペラ「カルメン」を何度見聞きしているだけに、面白かった(にざえもん)
- このギャグを理解するのは難解ですね。知識不足ですいません。(vt)
- 正直なところ3話目辺りまで作品の世界に入っていけない感じだったが、慣れてくると逆にやみつきになりました。(しおじさとし)
- 歌詞は馬鹿馬鹿しい(褒めてます!)のに、圧倒的な歌唱力で、プロってすごい…と圧倒されました。(ちい)
- 変わり種で面白かった。(ヒガカン)
- 終始笑いっぱなしでした汗(匿名希望)
- NHKならではの贅沢さ。おーれのズボンはどこだろー(匿名希望)
- 毎回笑いながら聞いていました。ツボです。
オペラ『カルメン』の楽曲を聞くと、『からめん』の歌詞と歌唱を思い出してしまいます。
十数年聞いてきて、エンディングで出演者の肩書き紹介(声楽家、落語家、ミュージカル俳優、漫談家など)や、スタッフの自己紹介がある作品ははじめてのような気がします。最後まで楽しませていただきました。(匿名希望)
第3位(18票・2作品)
◆軽業師タチアナと大帝の娘
2022年に小説「斜陽の国のルスダン」が宝塚歌劇団で舞台化された並木陽さんによる、青春アドベンチャー向け5作品目のオリジナル歴史ドラマで、主演の朝夏まなとさんとセットでの投票が多かった。
2人の女性を主人公とするのは「紺碧のアルカディア」と同じだが、全15回と長いことと、2人が別々に動くことがややストーリーを薄味にしたように感じる。
しかし、マイナーな国、マイナーな時代を楽しめるのは並木さんの作品ならでは。
- ただただタチアナがかっこよかったです。演者の方々も音楽もとても素敵でした。(かな)
- 舞台が唐突に西や東や首都に飛んでわからない。
聞きなれない名称ばかりで記憶できず未だに意味わかりません。(HiroG3) - スコモローフについて知ることができました(AY)
- タチアナ、かっこいい。(いもあん)
- 楽しかったです(ありのみ)
- 朝夏まなとさんの生き生きとしたタチアナの躍動感溢れる表現が最高でした!(のん)
- 朝夏さん演じるタチアナの聖霊使いらしい軽妙さが声を聴いているだけでも分かりやすく、軽やかに空舞い上がる様が頭に浮かびました。(匿名希望)
- 毎日、ドキドキの展開でした。ラジオなのにタチアナの動きが目に浮かぶようでした。(歌う笑顔)
- 毎回、次が気になって仕方がなかったです!(もん)
- 初め軽業師って何か知らなかったので色々と想像しましたが、想像を遥かに超えたハラハラドキドキの連続で毎日楽しかったです。朝夏まなとさんの感情溢れる声がタチアナにピッタリで素敵でした。(みぃ)
- 悲しき話も多いのに展開早い活劇としても楽しませてもらいました。(ゆうパパ)
- 並木陽先生の作品はテンポがよく、メインキャストだけでなく出演者全員にスポットを当てているところが好きです。
キャストの皆さまはミュージカルや舞台の第一線で活躍している方々なので臨場感溢れた素晴らしい演技でした。タチアナ役の朝夏まなとさんはじめ同じキャストで舞台化していただきたいくらいです。(pekori) - もはや安定感抜群の並木陽先生!強く、気高い女性キャラクターが魅力的。(本とかえる)
- もっと歴史的な背景とか、当時の世相とか、そういうのを丁寧に入れてくれると、もっと面白くなるのに。15回使うのだから工夫をお願いしたいです。(匿名希望)
- 一介の軽業師が国を動かす人物のそばに仕えるという壮大な展開が良かったです。(けく)
- 登場する女性たちがそれぞれ魅力的で面白かった。(水松)
- 史実からすると結末はかなり苦しいようにも思うし、タチアナが出会う二人の女性の関係がよくわからないままだったので、また続きというか前日談ないかなと期待したり。
歴史ものの大河ロマン、こうした物語も作り続けていってほしい。の(潤之) - 登場人物に感情移入しながら聴き入る佳い作品(にざえもん)
- 自分的には今年のグランプリだと思う。
タチアナたちのその後を勝手に想像して、日本にたどり着いて…妄想が膨らむばかりです。(しおじさとし) - 第一回から通しで聞きたくなる作品で、放送期間中夜が待ち遠しかったです。(匿名希望)
- 青春アドベンチャーな感じが良い(匿名希望)
- 雪深いシベリアからロマノフ王朝の宮廷まで舞台に変化があり、15回の長編ですがあっという間でした。痛快なタチアナ、清純なソフィアと複雑なものを抱えたエリザヴェータ、孤高のアンナ・レオポルドヴナなど、女性がたくさん活躍していたところも良かったです。(匿名希望)
◆夢胡蝶~羽州ぼろ鳶組
武家火消をテーマにした娯楽時代劇の第5弾。
今回は、新庄藩火消組の面々を主役に据えた列伝的な作品のひとつで、ぼろ鳶組の纏師、彦弥の物語。
前作「菩薩花」が2021年アンケートで第1位であった割に序盤は伸び悩んだが、中盤以降着実に投票があり3位に滑り込んだ。
- 連作小説を青春アドベンチャーでも連続して取り上げてるのに違和感を感じます。
誰のごり押しでやったのでしょう。
作品自体は面白いが、1作目の異次元風味がすっかり息をひそめてしまいましたね。(HiroG3) - 2022年のNo.2。第1作「火喰鳥」が良すぎたのでどうしても続編への評価が辛くなるが、本作単体でも娯楽作品として十分楽しめる。一言で言って彦弥カッコイイ!津田英佑さんカッコイイ!(Hirokazu)
- さすが、期待していた通りの面白さでした!来年も続編を期待!(現大学生日記)
- 安定の面白ろさ。このシリーズ、またやってほしい。(いもあん)
- 声優さんたちの声の演技が素晴らしかった。原作の魅力を余すところなく表現していて毎回心躍る放送でした。(匿名希望)
- 定番シリーズで、待ってました!という気持ちになる。(本とかえる)
- やはり「火喰鳥」は超えないなあ。でも、斉藤沙紀さん(時里役)の演技はグッとくるものがあったので、今年の好きな作品に一票入れました。手塚祐介さんの演技も好き。(匿名希望)
- 悪くはなかったけど吉原物で楽しみにしていただけに予定調和で残念。
雑学こそ多いものの吉原の描き方がステロタイプだった気がする。
関係者全員吉原通ったことない設定はどうなんだ? (言わないだけかもしれないけど)(浅田飴) - 遊女と、遊女を母を持つ対照的な人物の2人の関係が良かったです。(けく)
- このシリーズは全作品が面白かった。(水松)
- 吉原が舞台になるのが興味深く面白かった。(潤之)
- 安定のキャストで楽しく聴く(にざえもん)
- まさかの推し回だったので大変満足しております。あのコンビは好き。あと遊郭でたじたじなお頭が可愛かったですね。(匿名希望)
- 羽州ぼろ鳶組シリーズは安定したおもしろさ。毎年恒例になりつつありますね。そのまま全巻ドラマ化して欲しいです。シリーズのこれまでの話もおもしろかったので、再放送もして欲しいです。(みず)
- 毎回ぼろ鳶組のみなさんの活躍にワクワクが止まらない。(しおじさとし)
- こんなの誰でも彦弥さんに惚れちゃう(ちい)
- 相変わらずアツくて良い作品でした。(匿名希望)
- 人気シリーズなのがわかる。火消したちのキャラがいい。原作も近々、手をのばす予定(真世紀)
- 安定のぼろ鳶組(匿名希望)
第5位(15票)
◆白銀騎士団 シルバー・ナイツ
同じ田中芳樹さん原作であるヴィクトリア朝怪奇冒険譚の少し後の時代の英国が舞台。
主人公が怪奇ハンターであるのに、作中で展開された事件はかなり現実的な内容だったのが意外だった。
「軽業師タチアナ~」以上に主演者とのセット投票が多く、かつその多くが他の作品に投票しないパターンだった。
主演の相葉裕樹さんには相当熱心なファンが付いているものと思われる。
- 田中芳樹のそこ浅い作品です。
ただ、何も考えずに語られている単語から連想するだけで良いので気楽に聞けました。
前回の水晶宮の死神も同じくハイハイって感じでした。
青春アドベンチャーでは田中芳樹は夏の魔術シリーズを全部綺麗に終わらせてほしい。
夏の魔術(1988年)
窓辺には夜の歌(1990年)
白い迷宮(1993年)
春の魔術(2002年)
と4作品あるんですよ。(HiroG3) - 楽しい世界だった(いもあん)
- まだまだ続きが気になりました。
音響も素晴らしく何回も聴きました。(おでん) - 毎晩ドキドキしながら聞いていました!特に後半の疾走感がすごく、真相が明らかになっていくにつれてわくわくも増していました!最終日にはもう終わり!?もっと続きがききたいと気持ちでいっぱいでした!ジョセフと李、ゴーシュのやりとりが大好きです!(なな)
- 主役の方、ジョセフの声がとっても素敵でした。王子様のようなヒーローのようなそれでいて従者に面倒見られる少年のようなピッタリのお声でした。大人数が出演するシーンでも全く埋もれることなく、聞き取りやすいお声の方でした。ジョセフ達がこれからどんな事件を解決していくのか、ジョセフとアニーの関係など、2週間だけではもったいない作品でした。原作も読んでみようと思います。少々突発的ですが舞台化、ミュージカル化はどうでしょうか?相葉さん、原田さん、彩乃さん、岡幸さん、これでもかと言うほど魅力的な俳優さん揃いですしこのまま行っちゃいましょう!(はなうた)
- 相葉さんが良かった(なお。)
- とにかく次の放送が待ちきれないくらいワクワク、ドキドキするストーリー展開。まさに青春でアドベンチャーな主人公はもちろん、声優の皆さんもお一人お一人すごく声がキャラクターに合っていてとても楽しかったです。
この冒険の後日談、続編をぜひ聞きたいです!(匿名希望) - 相葉裕樹さん演じるサー・ジョセフ率いるシルバー・ナイツの面々が個性豊かでとても良かった。今回はあまりアクションシーンが無かったが、この配役ならアクションを声だけで表現できそうなので、設定としてもキャストの安定感としても続編を作れそうだと思った。パリのバリケードに集っている俳優さんが3名揃ったのは偶然かもしれないが少し面白かった。(とも)
- こういう冒険活劇感は、青春アドベンチャーという感じがする。とても楽しく聴けた。(本とかえる)
- 私の記憶だと、この原作本が出る前に、前日譚に当たる読み切りがあったはず(英雄譚というムックに掲載)。この話がオーディオドラマには無いので、ストーリーに唐突感があり、物語の世界に入り込めない要因になったのかもしれません。(匿名希望)
- ジョセフの生意気だが憎めない性格が良くて面白かったです。(けく)
- ナレーションで「風変り」と言われてもねえ。聞いた人が「風変り」と感じるようではナイトなあ。(水松)
- シリーズものではない原作なので、どうしても話がそれほど広がっていかないのが残念に思う。せっかくのキャスト陣なのでまた別の作品での再結集を期待したい。(潤之)
- 2022年、1番わくわくした作品でした。ヴィクトリア朝のあの二人が出る作品が好きなんですけど、田中先生とラジオドラマって相性いいんですかね?(匿名希望)
- 楽しく拝聴しました(しおじさとし)
第6位(12票)
◆滅びの前のシャングリラ
「ひとめあなたに…」や「終末のフール」と類似した終末SFでテーマに新規性はないが、出演者の熱演と丁寧な作劇で聴かせる作品になっている。
それにしてもこの種の作品ってどうしていつも反社な存在が活躍するのだろうか。
なお、放送前にテザームービーを公開するという青春アドベンチャーではかつてない試みは大いに評価したい。
- 最初から最後まで目が話せない展開でしたが、最後は、あー終わってしまったんだ……という気持ちになりました。(かな)
- デスゲームぽい開始から終わりでした。
青春謳歌してる人達にはこういうのも良い薬になるのでしょうか。(HiroG3) - 2022年のNo.3。個人的に本作の荒んだ雰囲気がどうしても馴染めないが、脚本、演出、演技のレベルが高く先を期待させる展開がサスペンス作品として純粋に楽しめた。実験作の「からめん」と3番目の枠をどちらにするか悩んだが娯楽性を重視してこちらに1票。(Hirokazu)
- この世の果てをみたような話(すみっこ)
- 独特の世界観がすごい
流石凪良ゆう!!(radi男) - 出演者の配役が見事にマッチしていた。(匿名希望)
- 今年一番面白かった。雰囲気、ストーリー、環境音、全て完璧で、ずっときいていたかった。キャストもこれ以上なく豪華だった。普通に映画化してほしい。(げん)
- こういう作品って「終末のフール」でやり切ってしまったように思う。(匿名希望)
- 配役が素晴らしく、会話の間が聞きやすかった。すぐに原作も読みました。こんなに心でがんばれ、と思いながら聞いたのはひさしぶりでした。(もちきんちゃく)
- 視点を入れ替えながら、各人物がひとつの場所に集まるという展開が良かったです。(けく)
- いじめ、どろぼう、殺人とか起こる出来事が暗すぎて、合いませんでした。(Nagi)
- 誰から見た話なのか変わっていくのがよかった。(水松)
- 終末もので、語り手がどんどん変わっていく。劇中の歌も良かったなと思う。(潤之)
- 小惑星が地球に落ちて地球が滅ぶ前の1ヶ月間の人間模様、心情が聴きごたえがありました。鈴木梨央さんの演技が鳥肌もの。これからもラジオドラマに出演して欲しいです。しかも、放送時期がNASAのDARTという宇宙機を小惑星にぶつけて軌道を変えるという将来の地球防衛を考えたミッションが行われていた頃。そのため、将来の小惑星衝突リスクについてますます考えさせられました。(みず)
- 出演者も豪華でよかったです!
なんか力の入れようが他の回と違った気がしました。(K29) - 殺伐とした雰囲気を鈴木福さんの演技がほどよくマイルドにしてくれていた。最後の瞬間…喜怒哀楽全てを揺さぶられた作品。(しおじさとし)
- 福くんと梨央ちゃんが良かった(匿名希望)
第7位(9票)
◆黒い瞳のボヘミアン
舞台は19世紀末のパリ、主人公は踊り子のフランス人女性と画家の日本人男性。
ムーラン・ルージュをモデルにした架空のキャバレーが舞台だが、どこかに本当に存在したのではないかと思わせる実在感がある。
主演の華優希さんは他の西洋歴史ものと同様に元宝塚歌劇団花組トップ娘役。
- 救われない天才の話のような感じで若い子には良いと思います。(HiroG3)
- 舞姫的な話でしたが、舞姫と同じ結末にならなかったのが良かったです(AY)
- 西洋ものは苦手ですが、楽しめました。(ろんろん)
- 華優希さんの演技が大好きで!!聞き始めたら、毎日の楽しみになりました!!(みー)
- 素敵な世界をや楽しませてくれた(いもあん)
- この作品が初めて聴いたラジオドラマです。役者さんの演技、BGM、効果音どれも素晴らしく物語から本当に外国の空気を感じました。(かすみ草)
- えええなラストでした(ありのみ)
- 華さんの声が素敵でした!またやってほしいです!(ふたば)
- オーディオドラマは初出演という華優希さんの安定したお芝居が素晴らしかった。美しいが影があり、どこか寂しそうなローズが海宝直人さん演じるカズタカに少しずつ惹かれていくところが良かった。ただ全10回にまとめるならカズタカの設定をもう少しシンプルにしても良かったのではと感じた。伊礼彼方さんのピエールははまり役だったと思う。(とも)
- フォービスムの頃のパリのエスプリを感じられる作品ではあった。(匿名希望)
- ヌードデッサンの場面の緊張感はオーディオドラマらしさが出ていて良かったと思います。(けく)
- 劇中登場の絵は、ラジオなので想像するしかないのはともかくとして。
こういう物語は意外に少ないように思う。面白く楽しめた。(潤之) - ローズ役の方の演技と声に引き込まれました。音楽の効果もあって、作品の舞台になった時代の世界を感じることができました。(匿名希望)
- ハラハラしながら聴いていました。(しおじさとし)
- 19世紀末のパリの風景が目に浮かぶようでした。教科書に出てくるような歴史的事件の後ろでその時代の人々が緊張感を強いられつつ、自分の生き方を探したり人と人との交流を育んだりしながら人生を生きていたことに思いを馳せることができました。(匿名希望)
第8位(8票・2作品)
◆ウブヒメ
江戸時代を舞台にした伝奇もので、主演はアイドルから女優に脱皮中の田村芽実さん。
オールドファンとしては番組30周年を意識した渡辺いっけいさんの起用も嬉しい。
ちょっと拗らせた役をやらせると相変わらずうまい渡辺さんだが、今年はラジオドラマに対する愛のあるメッセージを寄せて頂き本当に感謝。
- 渡辺いっけいさんと、川口泰典さんご両名の「復活」はオールドファンとしては最高の贈り物でした。(エンマ)
- 時代劇では悪役として描かれることの多い柳沢吉保を好意的に描いていた稀有な作品でした(AY)
- 90年代青春アドベンチャーを代表する演者のひとりである渡辺いっけいさんの声が往年と変わっていないのに感激。こういう、いじけた役を演じさせたら相変わらず一品。(Hirokazu)
- 世界観、声優さん、内容と最高でした。(ラムジー )
- 懐かしい渡辺いっけいさんの声の演技が聞けたのは良かったのですが、最後の態度豹変には食傷気味になった。(匿名希望)
- 新右衛門の素顔を隠している演技が印象に残りました。(けく)
- 徳川綱吉の治世にはネガティブな印象しかなかったのですが、柳沢保明も含め悪い人に描かれていなかったギャップに惹かれました。徳川綱吉や中野犬屋敷について知るきっかけになりました。(Nagi)
- タイトルは「産火(の)女」ということなのかなと。なかなか怖い話だった。(潤之)
- 話の展開が予想出来なくて、ハラハラ&ドキドキしながら聴きました。(しおじさとし)
- 田村芽実さんの演技が素晴らしかったです。成河さんの柔らかいお声との対比がよかった。あと何といっても渡辺いっけいさんですね!(ちい)
- 時代伝奇ものが好きなジャンルの自分としては、どストライクだった。(真世紀)
- 終盤の田村芽実さん(武女役)、渡辺いっけいさん(新右衛門役)の熱演に泣きました。(匿名希望)
◆逢沢りく(再)
本年の再放送作品最上位がこの「逢沢りく」で、2016年・年間アンケートで最多投票を獲得した作品でもある。
実は2020年に特別番組「一日で聴く青春アドベンチャー」で一度再放送されているが、レギュラーのプログラムにおける再放送は初めて。
どうにも共感できない主人公の印象を最後にひっくり返す恒松祐里さんの演技は今でも語り草。
- りくが犯罪者になるような心理描写で心配だった。清い心を取り戻す過程で終わってしまって肩透かし。
お母さんのセーラー服姿見たかった(ケイル) - 前回の放送を聞き逃して損をしました。近年でも屈指の名作だと思います。(ろんろん)
- 素っ気ないりくの家族と世話好きの親戚との会話とりくの性格がよくわかる(すみっこ)
- 最後の泣き声のお芝居が圧巻ですごくて、何回か聞き直してしまいました。(イソフラムボン)
- 泣きました(ありのみ)
- やっぱり主人公に感情移入できないけど、大阪の雰囲気とか、モヤモヤを抱える中学生とか、そういったなかなか描くのが難しい部分もしっかり表現されていた。(げん)
- 何度聞いても、最終回の最後の盛り上がりがすごいと感じました。(けく)
- 再放送でこれもきちんと聴いた。出演者に朝ドラを思い出したり。
前半は特に地味というか暗いというか。後半も主人公は変わらないのだけれど、主人公まわりは特に子役大活躍で楽しい。後半でも話は暗いのだけれど、最後の主人公の行動や言葉が聴いていて次を感じられたように思う。(潤之) - 初回放送の時から好きな作品です。何度聴いてもラストシーンの恒松さんの演技は心に響きます。(匿名希望)
- 再放送回数が多くない?(vt)
- やっぱり名作だなと思いました。
何度聞いてもやっぱり良い!(K29) - 関西のノリの良いところがふんだんに描かれています。書店で原作を見つけて驚いたのが、漫画が原作だったということ。(しおじさとし)
- りくと、りくの母親には正直イライラしましたが、ときちゃんで癒されました。(ちい)
- 聴くたびにときちゃんに涙(匿名希望)
第10位(7票)
◆青髭公の五番目の花嫁
ヨーロッパの辺境モルドバを舞台にした幻想色の強い歴史もの。
「1848」で革命に身を投じるユリシュカを演じた真彩希帆さんと「ハプスブルクの宝剣」で欧州に戦乱を巻き起こすフリードリヒ2世を演じた加藤和樹さんが主演だが、本作はリリアナとガデルのふたりのごく狭い世界が舞台。
個人的にはこちらの真彩さんも魅力的だと思う。
- 娘泥棒から始まってどうなるのかと思ったら、肩透かしでした。(HiroG3)
- 作品を先入観なく楽しんで欲しいと言いつつ、背景をTwitter等で丁寧に説明して頂いた脚本家・吉田小夏さんのサービス精神に感激。(Hirokazu)
- なかなか面白かった(いもあん)
- 気味悪かった(すみっこ)
- ちょっとラスト甘いかなぁ(ありのみ)
- 実在するような幻想的世界に引き込まれました。(ゆうパパ)
- 制作サイドで描きたい事柄が多すぎたのか、全10回にしては設定が込み入りすぎて物語の主軸がブレた印象。配役が非常に良かっただけに惜しい作品だと思った。真彩希帆さんのリリアナは町娘といった風情でおっとりと朗らかな雰囲気が良かった。また、青春アドベンチャーでは『ハプスブルクの宝剣』以来の登場だった加藤和樹さんの美声を活かした演出は面白かった。スタッフブログ時代にお馴染みだった某スタッフFさんと思われる加藤さんへの熱いコメントも納得。加藤さんは舞台でも美声が耳を引きますが、オーディオドラマでは演出も相まって深みのある声がじっくり聴けるのだなと思った。(とも)
- 中途半端なファンタジーでなく、実在する地名や史実の事件等を舞台にした方が面白くなったかもしれません。(匿名希望)
- ラストは若干唐突感がありましたが、作品全体のロマンあふれる雰囲気は良かったです。(けく)
- ハッカに混じる甘く濃厚なビャクダンの香りがしました。(水松)
- 劇中の歌も良かった。「伝奇もの」も面白い。(潤之)
- リリアナ役の方の息遣いや演技が好きでした。また、ガデル役の方も深みのある声でとても役に合っていたと思いました。(匿名希望)
- 実は…というタネ明かしが散りばめられていることに気づいて、途中から謎解きのイメージで勝手にあれこれ想像しながら聴いていました。(しおじさとし)
第11位(6票)
◆鷗外 青春診療録控 千住に吹く風
番組初期の功労者である川口泰典さんが久しぶりに演出した作品で、これも番組30周年を意識した企画と思われる。
海外留学前の鬱々とした日々を過ごしていた時期の森鴎外が主人公の地味な作品なので票が集まったのは少し意外。
近年、軍官僚としての評判が悪い森鷗外だが、彼の有名な遺言を読むと彼もまた悩める一青年だったのだろうと感じる。
- 数々の証言で残されている人物像と違いすぎる。
森鴎外を聖人君主の様に扱ってるので全くすかん。(HiroG3) - 90年代の青春アドベンチャーでスピーディでスリリングな作品を数多く手掛けられた川口泰典さんの作品にしては随分落ち着いた内容。番組30周年の記念と思えば演出して頂いただけで感謝ではある。(Hirokazu)
- 共感できるよい作品でしたが、「ああ、玉杯に花受けて」はちょっと違うんじゃないかと。(ろんろん)
- 鴎外のイメージが変わりました(いもあん)
- 時代は古いがドキドキ感ある話(すみっこ)
- 全くシチュエーションは違うし、淡々とした日常を綴っただけの内容だが、どこか、大好きな「家盛奇譚」と似た空気感があり、一話づつ丁寧に聞きたい作品だった。「六人の嘘つきな大学生」と迷いましたが、この作品が勝ち残り、一票入れました。(匿名希望)
- あの鴎外も普通の悩める若者な時期があったのだと思うと新鮮でした。(けく)
- 話を理解するのに聞き直さないとならなかった。(水松)
- 明治時代の青春時代劇というのが珍しく聴いていた。(潤之)
- 若き日の鷗外の姿が浮かんでくるようだった(にざえもん)
- 平和でほんわかした話で大変聞きやすかった。気になって原作を読みました。(vt)
- 森鴎外のことは、全く無知なもので、この作品を通して知ったことばかりでした。(しおじさとし)
- 次点。足立区民的には足を運ぶ機会の多い北千住が、森鴎外ゆかりの地とは知らなかった。ドラマを聴いて、跡地の記念碑に足を運んだりも。(真世紀)
第12位(5票・3作品)
◆柳生非情剣
「きえー」「うむむ!」などの奇声が飛び交い男色が繰り広げられる濃い世界観に圧倒され、気が付いたら妙に爽やかな結末に無理矢理納得させられてしまっていたが、リスナーのコメントを見てやっと気が付いた。
これはハイテンションコメディだったのか!
- 加藤諒が全部持って行った。柳生非情剣に限らず加藤諒数作品出て嬉しい。ただ最初に書いた通り、加藤諒が出るとすべてこの色に染まるから扱い難しい。
ガラスの仮面風に言うと舞台荒らし?(HiroG3) - 隆慶一郎の歴史小説をオーディオドラマに再構築したのが見事でした(AY)
- 聞いていて「『柳生非情剣』ってこんな感じだったっけ」という気もしたが、主演の津田寛治さんなど役者さん達の振りきれた演技を聞いているとこれはこれでアリの気もしてきた。(Hirokazu)
- 津田寛治さんの演技は面白かった(匿名希望)
- 剣劇での叫び声が印象に残りました。突然のBL展開に思わず聴き直してしまいました。(けく)
- この年最初の作品というのは忘れていた。でもけっこう覚えているなと驚いた。ラジオで聴くチャンバラ時代劇、愉快に楽しめた。(潤之)
- 隆慶一郎原作というのでシブい時代劇をイメージしていたのだが、聴いてみればハイテンションコメディだった…。
宗矩、十兵衛、宗冬、友矩という柳生一族の面々が次々に登場してスピード感があり、5回ではなく10回で聴いてみたかった気もする。(匿名希望) - 新年早々、濃いなぁ…と思った記憶があります。全5回とは思えない濃厚さでした。(ちい)
- もともと隆慶一郎が好きで、オーディオドラマ化されると知ったのが、この番組を昨年から聴き始めるきっかけになった。(真世紀)
- ちょうど吉原御免状を読んだところだったのでとても面白かった(匿名希望)
◆さよなら、田中さん(再)
小学生女子の日常という舞台設定が食指を誘わないのは理解できるが、2018年の初回放送時のアンケートでは2名からしか投票がなかった。
しかし、今回、再放送なのに5人から投票があり、この作品の良さがちゃんと伝わっているようで安心した。
続編小説も良い作品なので是非、続きが聞きたい。
- いつ聴いても、何回聴いてもいい!素晴らしい作品だと改めて思いました。感動もします????(現大学生日記)
- いい作品だった。子どもの視線がいい。(いもあん)
- 短いがとても面白い
人として大切なことを学んだ(radi男) - 大人になると、小学生なんてみんな一緒に見えてしまうけど、一人一人考え方や環境は全く別で、親に対する考え方も十人十色なんだと学ばされた。これを中学生が書いたなんて信じられない。(げん)
- 良い話で面白かったです。周囲の人物に犯罪者が妙に多いところも印象に残りました。(けく)
- 再放送でこれもきちんと聴いた。いろんな意味で生活感のある音が聞こえた。(潤之)
- 少女が、じゃりン子チエとダブってしまった。田中さん役の鈴木梨央さんの演技が印象に残っています。(しおじさとし)
- 何回聴いても良い(匿名希望)
◆エヴリシング・フロウズ(再)
中学生男子の日常という舞台設定が食指を………あれ?どこかで書いたような(笑)
とにかくこの作品も日常系でも十分エンターテイメントになることを示した良作。
再放送でも評価されていてうれしい。
- 高校生の学校生活の話かと思ったが現代の家族が抱える話で考えさせられる(すみっこ)
- 中学生、高校生じゃなくてって感じがしてとても良かったです。(ありのみ)
- 主人公の抱えている悩みや明らかにしたくても明らかにできない様子が綺麗に表現されていた。(げん)
- 等身大の範囲内で問題を解決していく展開が良かったです。(けく)
- 主人公はじめ中学生たちの日常の話、どうも原作は主人公の小学生時代からの続編のようで聴いていて安定した世界観を感じた。ちょっと重いところもあるが、それも含めてすべては漂っているということなのかなと。(潤之)
- みんなで夕日を見るシーンってラジオのオリジナルなんですね…あのシーン大好きなのでもう一度聞けてよかったです。(匿名希望)
- 劇中にスッと引き込まれて、全部想像ですが眼鏡橋からの景色をみんなで見ているその場に自分も居るかのような錯覚を覚えた。(しおじさとし)
第15位(4票・6作品)
◆かがみ池のからくり
2021年は青春アドベンチャーではかつてないオリジナル脚本作品が多い年だったが、2022年は(西洋歴史もの以外は)原作付き作品主体に戻った。
そうした中、本作品は数少ない現在日本を舞台としたオリジナル脚本作品。
後半の急展開は完全に予想外だった。
- その後という子供の話で一応落ちが付いたのかなんなのか。(HiroG3)
- テンポがいい話(すみっこ)
- 先の展開がまったく予測できないカオスな展開で楽しめました。(けく)
- 胡散臭い感じが合わなかったです。(Nagi)
- 聴いた後だと展開含め、からくりに満ちたお話し。(潤之)
- 近所に池ではなく巨石群のところなのですが、勝手に神社と称しているところがあり、そこと似ていると思いながら聴きました。(しおじさとし)
◆四捨五入殺人事件
11年前に他界された名脚本家・小説家、井上ひさしさん原作の作品がなぜか令和の世の中に登場。
原作は農業問題を絡めた社会派の作品らしいのだが現代風にアレンジした意義はよくわからなかった。
むしろ「十二人の手紙」のように文筆家としての技巧を前面に出した作品を聴きたい気がする。
- 加藤諒節さくれつ。
加藤諒は主役しかだめでしょ。
ぜんぶこの人の色に染まる。(HiroG3) - 井上ひさし作品は流石に楽しめます。脚本、配役も良かったです。(ろんろん)
- さすが井上ひさし作品(いもあん)
- 約40年前の原作に現代の世相を取り入れて再構成している努力は評価したい。(匿名希望)
- 原作が出た頃から、社会の問題はあまり変わっていない点は印象深かったです。(けく)
- 真面目にふざけている話ということなのかなと。(潤之)
- 台風で孤立したホテルで次々に起きる殺人事件という設定は、どこかで見聞きしたことのあるものだが、そこに描かれている人間模様に惹き付けられた。(しおじさとし)
- 出演者の皆さんがイキイキと楽しそうに演じていると感じた。(ちず)
◆かおる、ストーリーボックス
オムニバス作品の「ストーリボックスシリーズ」の第3弾だが、この作品から公式にシリーズとして扱われるようになった(その後、第4弾「ふれるストーリーボックス」も公開)。
過去の不思議屋シリーズやライフシリーズと異なり全5話の形態だが、このくらいのボリュームが聞きやすい気がする。
- ライフリシリーズは、男女がワーワー言い合いする事が多くうんざりする事もあったが、このシリーズは落ち着いて聴けるのが良い。(匿名希望)
- 恋愛ものが切なくてよかった。
音楽が物語に寄り添っていた気がする。
短編集は聞きやすくていいですね。(浅田飴) - 「父の漢方茶」が良かった(あんこ)
- 「匂い」をテーマにしたのは、音だけのオーディオドラマらしくて良いと思いました。(けく)
- 香りに殴られました。(水松)
- 漢方茶の話を思い出してきたな。(潤之)
- 大人なストーリー、かつ一話完結型で聞きやすかったです。(K29)
- 日替わりで「かおり」をテーマに5人の作家が紡ぎ出す味わい深いストーリーが、時に直球で、時にスローカーブでという具合に揺さぶりをかけてくる感じでした。(しおじさとし)
◆優しい死神の飼い方
死神が登場する作品には「死神の精度」という前例があり、悪魔が犬の姿で登場する作品として「赤川次郎の天使と悪魔」がある。
完全に見たことがないような設定は難しいもので、設定の新規性に拘るのはあまり意味がないだろう。
本作はミステリー要素、医療要素などが絡まって医者兼ミステリー作家である知念美希人さんらしい作品になっている。
- 聞き終えた直後も、その後もジワジワと死を感じさせる。
ある意味ホラー。(HiroG3) - 聴く前に、タイトルや本の装丁画像などからストーリーを想像した結果、期待が大きすぎたのか、個人的には評価が伸びない作品だった。(匿名希望)
- 一見、何の関係もない患者同士が、実は今はホスピスとなっている屋敷に関係していたという展開が面白かったです。(けく)
- よく考えるとかなり悲しい、また重い話の展開だった。でもそこは主人公が犬として活躍している場面を想像すると妙におかしな感じになるんだなと。(潤之)
- 原作を読み、もう一度時系列を確認したり、人物像を確認したり。知念実希人氏の作品、ほかにも読んでみたいとおもった。(にざえもん)
- 不思議な雰囲気の印象でしたが、面白かったです。(匿名希望)
- 最後は「そうきたか」と心がやさしい気持ちでいっぱいになりました。(しおじさとし)
◆白狐魔記 蒙古の波(再)
2022年は青春アドベンチャー屈指の長期シリーズ「白狐魔記」が2作品、再放送された。
このシリーズはオーディオドラマ化カンスト後に、原作小説に続編が発表されているのだが、追加でのオーディオドラマ化はあるのだろうか。
- 歴史とファンタジーが上手く融合して面白かった。演技力抜群のキャスト陣が良かった。(本とかえる)
- 次の「戦国の雲」の初回放送時、録音を失敗(雑音が多い)したので、再放送を強く希望します(・・・感想じゃなくてすみません)(匿名希望)
- 人の業について考えさせられました。(けく)
- 青春アドベンチャーはながら聞きしてますが、複雑だったのか、昨年一番頭に入ってこなかった作品。(Nagi)
- 再放送で聴くのだけど、途中の登場人物(の声)に大河ドラマを思い出した。主人公ももちろんそうなのだけど。(潤之)
- 引き続き白狐魔記の続編をお願いしたい。(vt)
- 白狐魔丸に再開できてうれしかった。(しおじさとし)
◆まるみちゃんとうさぎくん
小学生女子を主人公としたファンタジー。
オブラートに包んでいるとはいえ、不登校やいじめを連想させる要素を含む作品なのだが、収録時に(恐らく)11歳であった主演・池田葵さんの素直で明るい演技が作品の雰囲気を何とも暖かにしていると感じる。
- 池田葵さん主演で「さよなら田中さん」の続編を製作して欲しいと密かに願っています。(エンマ)
- 学生たちには良いと思う。
子供たちに安心して聞かせられます。(HiroG3) - コロナ禍の世界とダブった。(いもあん)
- 久しぶりに子役の出演でかわいい話だった(すみっこ)
- 最初はいまいち設定がうまくつかめなかったけど、だんだんとストーリーに引き込まれる感覚が心地よかった。みんなで歌を歌うシーンは微笑ましかった。(げん)
- 最初は内容を理解するのに、時間がかかりましたが、4、5話と進むうちに、子供達の教室での情景が浮かんでくるようで、なんとも言えない温かい気持ちになった。(匿名希望)
- スペシャルな能力について、それぞれの人が取った選択が興味深かったです。(けく)
- 子役大活躍の不思議な話。5話で気持ち良く終わる。(潤之)
- 現代社会に置き換えて聴くと妙にリアルに思えてしまいました。(しおじさとし)
- お子様向きかと舐めていたが図らずもハマる。(ヒガカン)
第21位(3票・2作品)
◆あなたに似た自画像(再)
全10話からなるオムニバス作品の再放送。
不思議屋やストーリーボックスなどのシリーズものと比べて共通テーマが曖昧なのは良いのか悪いのか…
なお似た名称の「あなたがいる場所」ほどきつい作品が多くないので聞きやすくはある。
- 聴きながらボロボロ泣いてしまいました。(イソフラムボン)
- 各話が軽快で楽しく聞ける作品が疲れた心を軽くしてくれました。(ゆうパパ)
- 「ひと部屋ホテル」は設定が見事だったと思う。(匿名希望)
- オリジナルの短編は毎回楽しみ(あんこ)
- ほとんどの作品は面白かったですが、全体を通して統一感がないように見えた点は、オムニバス作品の短所が出てしまった感がありました。(けく)
- やもりの出てくる話も覚えているが、一番最後の話のホテルの話が、ホテルがなんだったのか含め印象的だったようだ。(潤之)
- 10人の脚本家が描く自画像は、まさに十人十色。毎日一話完結なのに、テーマが同じなので物語が変わっても視点を変えて見ているような感じで楽しめました。(しおじさとし)
◆<あの絵>のまえで(再)
こちらは同じオムニバスでも、原作者が全話同じで、モチーフに絵画という強い共通性がある作品。
キュレーター出身である原田マハさんらしい絵画をテーマにした作品だが、絵のないオーディオドラマにするには難しさもあったと思う。
- 誰かの日常の出来事を聞いているようで、淡々と、でもほっこりする内容でした。(かな)
- 脚本の妙。(いもあん)
- 第4話の「豊穣」は好き。(匿名希望)
- しんみりとくる良い話でした。(けく)
- 再放送ではじめて聴いたように思う。どの話も興味深かったが、最後の話は放送日と話の中に出てくる日付が重なるようにも感じた。劇中登場の絵や原作にも興味深く思った。(潤之)
- この5つの絵を実際に見てみたくなった。(しおじさとし)
- 年末の気分に相応しかった。(ヒガカン)
第23位(2票・3作品)
◆カナコと加奈子のやり直し
女優・フィギュアスケート選手の本田望結さんが2役を演じる作品でタイムトラベル(タイムリープ)もの。
なおタイトルは文庫化後の原作小説と同じだが、単行本時の「イシイカナコが笑うなら」も良いタイトルだと思った。
- 途中で出てくる予備校の先生が、どうしようもないクズすぎて、徹底的にクズとして描かれていてよかった(匿名希望)
- 声だけでカナコと加奈子の違いがはっきりとわかった。結局二人の性格はバラバラだったけど、それがいいんだと思う(げん)
- 5話と短い期間でも綺麗にまとまって良い話だった。(匿名希望)
- 本人に乗り移らず、他人に乗り移ってしまう展開が面白かったです。(けく)
- この作品も、心理描写などで、浮遊感を聴いていて感じた。(潤之)
- とても面白かったですが、声の区別が分かりにくく、誰が喋っているのかわからない部分が多々あったので残念でした。(K29)
- なんとも不思議な世界観を本田望結さんがピシッと締めている印象。(しおじさとし)
◆白狐魔記 源平の風(再)
白狐魔記シリーズで唯一の全5回で構成された作品(他の作品は全10回)。
しかも第1作で、白狐魔丸が人間に化けられるようになるまでの経緯も描かなくてはいけないため、ストーリーが駆け足になってしまったのはやむを得ない所だろう。
ただ基本フォーマットはこの後の作品もほぼ同じでこの時点で完成されていた。
- なかなか面白かった(いもあん)
- 終わっちゃった(ありのみ)
- 切ない展開が良かったです。(けく)
- これも再放送できちんと聴いた。こういう話から始まっていたのか。(潤之)
- 原作をまた手に取りました(にざえもん)
- 白狐魔丸シリーズは聴いたことがあったのですが源平の風は今回初めて聴きました。面白かったです。聴くことができてよかったです。(匿名希望)
- 原作を知らなかったので日を追う毎に白狐魔丸への親しみが増していくのも、義経との関係も絡めて次の展開に胸踊らされました。(しおじさとし)
- そんはさんの声に癒される(匿名希望)
- 仙人様との やりとりが面白かった(匿名希望)
◆夜のストーリーボックス(再)
当初は単発のオムニバス作品と思われたが後に「ストーリーボックスシリーズ」としてシリーズ化され、第1作的位置づけとなった。
初回放送時は最終回が「今日は一日“ありがとうFM50”三昧 ~オーディオドラマ編~」の一部として、同番組の出演者(松田洋治さん、長谷川真弓さん)も出演される形で放送されたが、この再放送は普通に連続5回で放送された。
- 再放送うれしかったです。(ろんろん)
- 初回放送の時は最終話が特番中の放送で聞き逃していたので、今回ようやく聞けた。(匿名希望)
- はずれがなくて、どれも面白かった(あんこ)
- どの作品も、夜の雰囲気が出ていて良かったと思います。(けく)
- 夜に開店している散髪屋の話の結末が思わぬ意外なものだった。(潤之)
第26位(1票)
◆メゾン・ド・関ケ原(再)
“トルコ行進曲”大谷吉継vs”ラッパー”小早川秀秋という異色の作品だが、主題は若い女性の成長物語…なんだろうか?
正直、名古屋局のやることはよくわからない。
- おちゃらけた軽い作品で良いと思います。(HiroG3)
- 自分に自信のない女性が大谷吉継や小早川秀秋の亡霊との交流で成長する様子が良かったです(AY)
- 斬新で好き(ラムジー )
- 現代と戦国武将の間を行き来しながら展開が面白い(すみっこ)
- 小早川秀秋の出オチ感やネタキャラ感が好きでした。(けく)
- ラップの曲が良かった。(水松)
- 再放送できちんと聴けたように思う。なかなか愉快だった。(潤之)
- 初めて聞いたときも笑ったけど、やっぱり面白くて何度でも聞きたくなる作品。(匿名希望)
- 実際に戦国武将が亡霊になって出てきたら怖いけど、それぞれのキャラがハッキリしていて楽しみました、(しおじさとし)
- 再放送だけど何回聴いても良い(匿名希望)
- 2018年の青春アドベンチャー作品で一番好きな『メゾン・ド・関ヶ原』、再び放送していただけて嬉しかったです。(匿名希望)
票なし
◆七帝柔道記(再)
七帝柔道に掛けた暑苦しい青春物語だが、物語の半ばで終わっているのが惜しい。
なお、「北海タイムス物語」の前日譚的な位置づけもある。
- ただ単にオラの大学凄いでしょうという話に終始してます。
最初から知ってたら聞きませんでした。(HiroG3) - よくありそうな青春ドラマかと思いきや、終わり方が予想外だった。ナレーションの声が印象的だった。(げん)
- 北大柔道部ファイトー!!!(匿名希望)
- ロマンあふれる作品のあとに、男臭い作品が来る編成に痺れました。(けく)
- 出演者に朝ドラだったりいろいろ思い出す。これも再放送できちんと聴いた作品。(潤之)
- 最初は少しストーリーに入って行けないかもと頭をよぎったものの、すぐに自分も柔道部員の一人になったような気持ちで楽しめました。(しおじさとし)
- 先輩から後輩への発言に対し、一部違和感を感じた。(ちず)
- ナレーター最高(匿名希望)
◆なにわ純情ナイトメア(再)
子役時代に「風神秘抄」などに出演し、後に声優としても有名になった小野賢章さん(最近だと「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」など)の主演作品。
小野さんは2021年度(授賞式は2022年3月5日)第16回声優アワードで主演男優賞を受賞している
- 関西弁が新鮮で面白かったです。(かな)
- 好きです。
青春アドベンチャーらしい。(HiroG3) - 初19歳でオチがわかって脱落(ありのみ)
- 大阪の七墓巡りをするというシチュエーションは面白いと思いました。(けく)
- これも再放送できちんと聴いた作品。ひとくふうした怪談ものだなと。(潤之)
- 少しダークでおどろおどろしい雰囲気のストーリーなのに暗くなりすぎないところが面白かったです。(匿名希望)
- 大阪七墓巡りがフィクションだと思って聴いていたが、実際にあることを知り驚いた。(しおじさとし)
性別によるランキング
また、男女別のベスト10は以下のとおりです(太字は男女どちらかでのみベスト10の作品)。
下位に若干の際はありますが、傾向は概ね同じで上位で大きな男女差がある作品は「白銀騎士団 シルバー・ナイツ」くらいでしょうか。
なお、今回は性別「それ以外」を選んだ方が4名いらっしゃったため、「それ以外」の集計もしましたが、票が完全に分散しており一定の傾向は見出せませんでした。
■女性票
順位 | 票数 | 作品名 |
---|---|---|
1 | 12 | 白銀騎士団 シルバー・ナイツ |
2 | 11 | 軽業師タチアナと大帝の娘 |
3 | 10 | あたふたオペラ「からめん」 |
4 | 8 | 黒い瞳のボヘミアン |
5 | 7 | 六人の嘘つきな大学生 |
夢胡蝶~羽州ぼろ鳶組 | ||
7 | 6 | 滅びの前のシャングリラ |
8 | 4 | 逢沢りく(再) |
青髭公の五番目の花嫁 | ||
10 | 3 | ウブヒメ |
鷗外 青春診療録控 千住に吹く風 | ||
四捨五入殺人事件 |
■男性票
順位 | 票数 | 作品名 |
---|---|---|
1 | 16 | 六人の嘘つきな大学生 |
2 | 10 | 夢胡蝶~羽州ぼろ鳶組 |
3 | 9 | あたふたオペラ「からめん」 |
4 | 7 | 軽業師タチアナと大帝の娘 |
5 | 5 | 滅びの前のシャングリラ |
6 | 4 | 柳生非情剣 |
ウブヒメ | ||
逢沢りく(再) | ||
9 | 3 | かがみ池のからくり |
かおる、ストーリーボックス(再) | ||
青髭公の五番目の花嫁 | ||
優しい死神の飼い方 | ||
さよなら、田中さん(再) | ||
白狐魔記 蒙古の波(再) | ||
白銀騎士団 シルバー・ナイツ |
■その他票
順位 | 票数 | 作品名 |
---|---|---|
1 | 1 | 六人の嘘つきな大学生 |
鷗外 青春診療録控 千住に吹く風 | ||
ウブヒメ | ||
カナコと加奈子のやり直し | ||
滅びの前のシャングリラ | ||
夢胡蝶~羽州ぼろ鳶組 | ||
エヴリシング・フロウズ(再) | ||
まるみちゃんとうさぎくん |
まとめ
作品編の結果は以上のとおりです。
上位4作品(六人の嘘つきな大学生、あたふたオペラ「からめん」、軽業師タチアナと大帝の娘、夢胡蝶~羽州ぼろ鳶組)は僅差ですし、これに「白銀騎士団 シルバー・ナイツ」を加えた5作品はアンケート中盤まで激しく順位を争っていました。
それぞれ特徴の違う作品であり、今年の放送作品は多彩であったと感じます。
【2022年のアンケート結果一覧】
- 2022年アンケートの概要
- 青春アドベンチャー(作品編)
- 青春アドベンチャー(出演者編)
- 青春アドベンチャー(その他編)
- FMシアター/特集オーディオドラマ(作品編)
- FMシアター/特集オーディオドラマ(その他編)
- 2022年アンケート反省会
■アンケート企画の結果
各年ごとアンケートの結果一覧はこちらから、全作品アンケートの結果一覧はこちらからご覧ください。
■2022年の放送作品
2022年に青春アドベンチャーで放送された作品の一覧はこちらです。
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