【最終結果1】得票数トップ10の作品~青春アドベンチャー30周年466作品アンケート~

アンケート(全作品)

【青春アドベンチャー全作品アンケート結果1】~作品編その①:得票数トップ10(29票~11票)~

2022年3月~10月に実施した青春アドベンチャー全作品アンケートで、得票数がトップ10に入った作品とその作品へのコメント、そしてその作品に投票した人が他にどの作品に投票しているかは以下のとおりです。
同得票数の作品は放送された時期が早いものを先に並べています。

(注意)コメントには一部ネタバレ要素があることにご留意下さい。

第1位(29票)

谷山浩子の悲しみの時計少女(1992年)
~時計中毒患者の浩子が、魚男・時計少女と共に鎌倉を目指すファンタジー~

  • 原作:谷山浩子
  • 脚色:香取真理
  • 演出:川口泰典
  • 主演:谷山浩子

アンケートの序盤でトップに立ち、以降期間中を通じて投票され続け、他の作品とは一線を画する安定感で堂々の一位となったのがこの「悲しみの時計少女」。
総参加人数が261人なので丁度9人に1人がこの作品に投票していることになる。
このブログで一番紹介記事の閲覧が多い作品であり、予想どおりといえばそのとおりだが、実はもともと青春アドベンチャーの作品ではなく「サウンド夢工房」が初出だと考えると、青春アドベンチャーの人気投票としてはやや微妙な結果でもある。
ただ、初放送された1990年代だけではなく、2000年代以降の作品と一緒に投票されることが多いことから、青春アドベンチャーで再放送された際に人気を得たという側面も強いと考えられ、青春アドベンチャーのトップとしての適格性は十分にある。
なお、本作品に投票している方が、他にどんな作品が好きかを知りたくて他作品への投票状況を整理したが、1990年代から2000年代にかけての作品に見事なほどバラバラに投票されており、本作品の幅広い層からの支持が窺える。

■リスナーの感想■

  • 初めて聴いた青春アドベンチャーなので。そして谷山さんの声、わたなべいっけいさんの声に引き込まれました。 (月)
  • 初青春アドベンチャー作品。
    砂時計のホテル(?)の男女の入れ替わりが妙に怖くて印象的だった。
    聴いた翌日に本屋で原作探して見つけられず、他の谷山作品を買って、そのまま暫く谷山さんの世界から抜け出せなかった思い出。 (匿名希望)
  • 「いま」って時報を覚えてる (みんみん)
  • 何度効いても飽きず展開の読めないファンタジー (きゃお)
  • 青春アドベンチャーを知ったきっかけになった話の一つで衝撃を受けた話でもあります。最近聞き直したら話の内容はスッポリと抜け落ち初めて聞いた感覚になりましたが(笑)それでも好きだと思った作品でした。 (つきよ)
  • まさしく私の「青春」の思い出。
    ラジオドラマを最初から最後まで聴いたのはこの作品が初めてでした。
    夕方の再々放送まで追っかけて聴いたのも懐かしい思い出です。 (みなと)
  • 絵本の世界感の感じでファンタジー感があり、素敵な物語でした。 (サファイアカリウム)
  • 独特の声と世界
    中毒性がある
    メルヘンだけじゃない終盤の雰囲気 (おかぴ)
  • 主題歌がめちゃ耳に残ってます。聞いてた当時再放送で何回か聞いた覚えが。 (匿名希望)
  • 次の展開が全く想像できず連載形式の楽しさを知りました。 (G09)
  • ずいぶん古い作品ですが、今でも「青春アドベンチャーといえばこれ!」と思うほど印象に残っています。可愛らしいファンタジーと見せかけて、ものすごくシュールで怖いお話。ラジオという媒体がその不気味さを助長します。当時、横浜の学校から鎌倉まで、毎日、劇中とまったく同じルートで帰っていたので、個人的にはただならぬ臨場感がありました(笑)。脚本・演技・音楽どれをとっても最高です。 (かまくらっこ)
  • 唯一無二な感じが好きです (オフロスキー)
  • 谷山浩子ワールドに足を突っ込むことになった記念すべき作品です。 (くらげ)
  • 友達におしえてもらって初めて聴いた作品だったのではないか、谷山浩子さんというみんなのうたの歌手が本を読んで聴かせる。青春アドベンチャーの世界に引き込まれました。 (すみす)
  • 2001年の夏に、アルバイトの静かな休憩中に聴いた思い出の番組です。
    ストーリー云々よりも、渡辺いっけいさんとの雰囲気とテーマ曲がよかったです。しかし、まさか初回が92年放送とは全く知りませんでした❗ (ナイトセイバー)
  • サウンド夢工房でこの作品を聞いたときはこの不思議さに衝撃を受けました。
    もう一度聞きたい! (vt)
  • 不思議で面白かった記憶。また聞けるなら聞いてみたいです! (匿名希望)
  • 歌も内容も印象深い作品でした (匿名希望)

■投票者が他に投票している作品■

第2位(20票)

また、桜の国で(2017年)
~第二次世界大戦直前にポーランドに赴任した若き外交官が直面する悲劇と希望~

  • 原作:須賀しのぶ
  • 脚色:藤井香織
  • 演出:藤井靖
  • 主演:井上芳雄

ミュージカル界のプリンス・井上芳雄さんを主演に据えた時点でこの人気は決まっていたというなかれ。
良質な原作と脚本、雰囲気に合ったBGM、中川晃教さん、亀田佳明さんといった共演陣の熱演、そして何より棚倉慎そのものともいうべき井上芳雄さんの演技があっての評価であろう。
また、ポーランド侵攻を「殺される側」から描いた硬派な作品が2位に入ることにリスナーの良心も感じる。
折しもロシアによるウクライナ侵攻が世界を震撼させている昨今。
たとえ憎悪と暴力が世界を覆いつくしても、それでも、また平和な日が来ることを祈りたい。
なお、投票した人が他にどんな作品に投票しているかを確認するとなぜか海宝直人さん出演作品がやたらと多い。

■リスナーの感想■

  • ボリュームも題材もヘビーな物語と、その重さを堂々背負って表現する俳優さんたちの演技がいい。ミュージカルファンとしては、作品で共演が実現しない井上さんと中川さんの共演作品としても貴重な作品。鬱展開しんどいけど大好きです。 (匿名希望)
  • 私が初めて聴いた青春アドベンチャーの作品です。もともと原作小説が好きだったのですが、ラジオドラマ版があるとTwitterで見かけ拝聴しました。
    カットしてほしくなかったな、と思ったシーンもありましたが、原作小説の最後の一文をラジオドラマ版ではこのように表現するのか、と感じ入りました。面白かったです。 (匿名希望)
  • 望みを持ち続けることができるかどうか危うい世界観を上手に表現できていると思います。
    この作品を含め史実を基にした話は過去の話として安心して聴き進めることができますが、現状のウクライナの件とこれから日本がどのように巻き込まれていくのかを考えると、まさしく試練の多い物語の中を生きていることを実感させられます。 (vt)
  • 秀作でした。登場人物が実在したとしか思えない。今、切実に会いたい。棚倉 慎に。。 (おとうふ)
  • 衝撃的でいろいろ考えさせられるものであったと記憶しています。明るい内容ではありませんでしたが、ラジオでこんなにも物語を楽しめるものなのだと再確認できました。 (ラムジー )
  • 原作が好きで聴いた。こっちも良かった。 (Genesis)
  • とてもドラマチックなストーリーで好きでした。舞台化を望む声も多くあります。 (あかみ)
  • 井上芳雄さんがとても素敵でした。 (匿名希望)
  • ラジオ本編は聴けておらず悔しいのですが、聴いた方々の感想と原作小説を読んで作品自体が好きになり、これからの再放送にも期待して一票入れさせていただきます。 (羊のブローチ)
  • 井上芳雄さん出演で聞いたらとても面白い話しでドキドキしました。 (たれたれ)
  • まるで映画を観ているようでした。 (ちい)

■投票者が他に投票している作品■

第3位(16票)

ハプスブルクの宝剣(2020年)
~ユダヤたることを捨て野心を選んだ男の得た呼び名は「ハプスブルクの宝剣」~

  • 原作:藤本ひとみ
  • 脚色:並木陽
  • 演出:藤井靖
  • 主演:中川晃教

「十代半ばに夢中で読みふけった非常に思い入れのある小説」であることがよくわかる並木陽さんの熱のこもった脚本を、ミュージカル畑の豪華俳優さんが全20回に亘って熱演。
特に中川晃教さんの演技がエリヤーフーの繊細な人格に良くマッチしている。
全20回というのは青春アドベンチャーでは最長の長さだが実は5時間(15分×20回)に過ぎず、TVドラマなどに比べれば決して長くはない。
それでも大河感があふれているのがこの作品の凄いところ。

■リスナーの感想■

  • 主人公が過ごした激動の十数年を全20回に凝縮していて、キャスト陣の熱演もありとても聴き応えがありました。メディアミックス作品としては宝塚歌劇団版もありますが、青春アドベンチャーとしてはこれ以上ない配役だったと思います。最後にエリヤーフーがどうなったかがあえて語られないのが、色々な想像ができておもしろいと思った。「フランケンシュタイン」の東京公演と地方公演の間に収録されたとは思えない濃密さに驚いたが(スタッフブログを確認すると田代万里生さんはうたコンの出演もあったとのこと)ハードスケジュールの合間を縫ったとは思えない繊細な演技が素晴らしかったです。賛否両論あると思いますが、野々すみ花さん演じるテレーゼが好きでした。個人的に再放送して欲しい作品第1位です。 (ともこ)
  • 声だけなのに情景が思い浮かぶ壮大なミュージカルを見ているようで引き込まれた。 (匿名希望)
  • 初めて毎回リアルタイムで聞いた放送だったから (匿名希望)
  • 原作も好きだったし好きな俳優さんが出演されると言うので聴き始めました。限られた時間でエピソードをしっかり網羅した素敵な作品だと思います。もちろん大好きな田代万里生さんを初め、俳優の皆様も素晴らしかったです。万里生さんはあて書きかと思うくらいフランツ·シュテファンにぴったりでしたが、原作もあのとおりなんですよね。再放送してほしいです。 (匿名希望)
  • 好きな俳優さんが沢山出演されていたので青春アドベンチャーを初めて知って聞きました。ラジオドラマは子供の頃、昭和の時代に好きだった想いがあり、聞きたいと思いつつ、どこでどんな風に好みのものが聴けるのか知らないでいたのですが、これは全てが好みで、映像が見てないのにはっきり浮かび、ワクワク最後まで楽しみました。
    今月の『青髭公の五番目の花嫁』が楽しみです。 (あい)
  • 最初から最後までクライマックス!という感じの山あり谷ありな物語で20回があっという間でした。まさにアドベンチャー! キャスティングが好きな俳優さんばかりだったのでそれも嬉しかった。ちょうど放送時期がコロナ禍の最初の頃で、出演俳優さんたちの舞台公演が次々中止になって舞台なんか再開のめどもついてなかった中、この放送が心の支えになってました。 (匿名希望)
  • 原作は長いですが、青春アドベンチャーとしては長期間かけて丁寧に話を進めており、登場人物の心情をうまく表していると思う。 (vt)
  • 作品の世界観にぐいぐい引き込まれ、全20回という長編作品にもかかわらず、聴いていてあっという間でした。
    まるで一本の舞台を観ているかのような、壮大で見事なストーリー展開でとても面白かったです。 (匿名希望)
  • 宝塚で上演されていたお話だったから (ぞんめ)

■投票者が他に投票している作品■

第4位(15票・2作品)

封神演義(1998年)
~太古の中国、仙人と道士と人間が交錯する中華ファンタジー~

  • 訳 :安能務
  • 脚色:綾瀬麦彦
  • 演出:真銅健嗣
  • 主演:石橋蓮司

青春アドベンチャーでは初の全20回×3作品という大ボリュームで制作されたが、この作品はその第1弾。
コメントにもあるが、俳優と声優の両分野からこれほど豪華な出演者を集めた作品は、映画、TVドラマ、アニメを含めわが国で空前絶後かも知れない。
当作品へ投票した方の他作品への投票状況をみると10年以上前に放送された作品が多く、オールドファンの票を最も集めた作品と言えそう。

■リスナーの感想■

  • 出演者の豪華さが他に類を見ないです。
    耳の保養と言ってもいいくらいで、入り込んでしまいますね。 (匿名希望)
  • キャスト、音楽、セリフ、とにかくとにかく豪華で素晴らしかったです。安能務先生の翻訳の味わいを崩すことなく、中国古典の初心者にも描写や人物が臨場感もって伝わるようにアレンジされており、3部全ての1話1話を満喫させていただきました。 (Mossarimo)
  • 漫画で連載されていた封神演義から原作小説を読み始め、ちょうどその頃に放送が始まってワクワクしながら聞いていました。声優も豪華ですごかったです。 (登美川ステファニイ)
  • 俳優陣も豪華で、ドラマの内容も聴き応えがあったため (けく)
  • 荒唐無稽なストーリーは、ラジオドラマ向。こういうのはもっと聴きたい。 (まるみ)
  • 声優陣が豪華。ラジオがきっかけで小説を読んでハマりました。 (匿名希望)
  • 複数年に渡る大作ですごかった。封神演義が見事にまとめられていたと思う。 (匿名希望)
  • 青春アドベンチャーを聴き始めたきっかけの作品なので選びました。出演者も大御所ばかりで、ボリュームもすごい! (ちい)
  • アニメ、吹き替えを含めて史上最も豪華な声優をそろえた作品だと思います (あらい)
  • 青春アドベンチャーを語る上で、このシリーズは外せないでしょう。
    当時、漫画などでも人気があった封神演義をより原典に近い形でラジオドラマ化しており、その重厚な物語とベテランの役者陣が与える演技の深みは青春アドベンチャー史上に残る傑作だと思います。
    本来であれば、も個別に書くべきなんでしょうが、この項目にまとめさせていただきます。 (MLW)
  • ごめんなさい!聞いたことはないんですけど、評判がいいので再放送を希望しますという形で入れさせていただきます!封神演義は色んな出版社の作品を読んできたので、青春アドベンチャーも気になってます。 (匿名希望)
  • 申公豹役の壌晴彦さんが最高でした。 (しげち)

■投票者が他に投票している作品■

これは王国のかぎ(2000年)
~15歳の少女が目を覚ますとそこはアラビアンナイト風の異世界だった~

  • 原作:荻原規子
  • 脚色:入山さと子
  • 演出:藤井靖
  • 主演:池澤春菜

池澤春菜さんを始めとしてアニメ系の声優さんが多数出演される青春アドベンチャーでは少数派の作品。
当時19歳の声優だった坂本真綾さんはこの後ミュージカルへと活躍の場を広げ2010年代の青春アドベンチャーで再び存在感を発揮するようになる。
なお、本作品に投票された方は、他にもアニメ系の声優さんが出演する作品に投票する傾向があった。

■リスナーの感想■

  • 荻原規子さんの原作を過不足なくラジオドラマ化しており、恋と魔法の冒険ファンタジーを実力派声優たちが演じていたのが印象的でした。特に作中で坂本真綾さん演じるミリアムが歌を歌っているシーンは今でも歌声とメロディが耳に残っています。 (MLW)
  • ニワカでもわかるくらい、とにかくキャストが豪華なのに加え、アラビアンナイトをモチーフとした冒険ものとしても凄くよく出来ていて、今でも記憶に残ってます (よるよる)
  • 初めてラジオドラマを聴いて楽しいと思った作品です。ちょうど主人公と同じ年齢だったため、ドキドキしながら聞いていました。 (匿名希望)
  • 池澤春菜さんの声が好きで聞いていて楽しかったです (登美川ステファニイ)
  • 「砂漠の行者! …千葉繁(クール)」の名乗りはいまだに思い出します。 (匿名希望)
  • アラビアンナイトの様な世界観に毎回ワクワクして聴いていました (ナックル)
  • ファンタジーだけど大人も楽しめる話、あんな世界あったら行ってみたいなと思える作品 (ナディア)
  • 初の荻原規子作品。ファンタジー作品でとてもわくわくしていたのはいい思い出。なお、魔法使いTai!のテーマソングを用いていたと知るのはのちのこと。それはそれとしてそのBGMが物語冒頭にあることで期待を膨らませることができた(音楽の力は偉大)。 (ノブユキ)

■投票者が他に投票している作品■

第6位(14票・2作品)

海賊モア船長の遍歴(1999年)
~300年前のインド洋で海賊になった真面目な水夫の数奇な運命~

  • 原作:多島斗志之
  • 脚色:西山務
  • 演出:平位敦
  • 主演:渡部篤郎

印象的なテーマ曲と共に多くの方の記憶に残っている海洋冒険ロマン。
渡部篤郎さん演じるモアを始めとする個性的なキャラクターたちと刺激的な冒険。
青春アドベンチャーはこんな作品で十分なのだと思う。

■リスナーの感想■

  • まさに冒険活劇!といったストーリーで、毎日ワクワクしながら聴いていました。とても面白かったので、原作も読んだのですが、ラジオでは手に汗握る戦闘シーンがとてもあっさりしていたり、逆にラジオではばっさりカットされている登場人物がいたりで、脚色ってすごいなぁと思った記憶があります。 (ちい)
  • 男たちの冒険ロマン。青春アドベンチャーには珍しい歌唱付きのOPも印象に残っていますが、モアを始めとした海賊たちを実力派の俳優が演じ、モアの過去を含めた苦難と困難ある重厚なストーリーに因縁ある海賊との邂逅や決戦。毎日の放送が楽しみだった傑作ドラマだと思います。 (MLW)
  • 元々評価の高い作品だけあって聞き応えがある展開とキャラクター陣に毎週ドキドキしました。 (鱈場蟹太郎)
  • エンディングテーマと、川久保潔さん(違っていたらすみません)のナレーションがとにかく秀逸で大好きでした。 (Mossarimo)
  • 今でもこの劇中歌を口ずさみます (ゲゲ)
  • 毎日ワクワクして聴いていた。その後、小説も読んだように思う。 (ななしべい)
  • 子供たちが楽しめる王道ラジオドラマ。 (匿名希望)
  • 渡部篤郎さん。彼の台詞だけ音量上げてすごく集中して聴いていました。母と一緒になって笑 今まで聴いた青春アドベンチャーの中でもすごく長い物語だったと思います。頭の中で映像を描きながら、ハラハラしながら聴いていました。当時は夕方と、次回の予習と聴き取れなかった台詞を確認する為に夜の方も聴いていました。親子で毎回感想を言い合って、楽しく過ごした思い出の作品です。海賊の歌?作中で彼らがよく歌っている歌がとても好きで、いまでもよく口ずさみます。元の曲をフルで聴いてみたいなと思ってます。 (たべたらすいま)
  • 20話と長編ながらインド洋の地理や歴史に興味を持てた名作。
    今でも主題歌が歌えますし当時楽譜プレゼントに応募したのは良い思い出です。 (S.K)

■投票者が他に投票している作品■

  • 封神演義(6人)
  • 踊る黄金像、ゲノム・ハザード、ぼくは勉強ができない、封神演義 第3部 易姓革命、オルファクトグラム、家守綺譚(以上2人)
  • アドリア海の復讐、昔、火星のあった場所リプレイ、魔法の王国売ります ランドオーヴァーPart1、BANANA・FISH パート3、盗まれた街、ねずみのチュー告、モンテ・クリスト伯、モー!いいかげんして!、おいしいコーヒーのいれ方Ⅰ~キスまでの距離~、おいしいコーヒーのいれ方Ⅱ~僕らの夏~、夏の魔術、虹を操る少年、Meg(メグ)レッドレイン悪戯の楽園、笑う世紀末探偵、封神演義 第2部 朝廷軍の逆襲、トリガー、オルガニスト、これは王国のかぎ、エンジェルス・エッグ、踊る21世紀、イカロスの誕生日、645~大化の改新・青春記~、カレーライフ、アクアリウムの夜、タイムスリップ明治維新、迷宮百年の睡魔、オリガ・モリソヴナの反語法、また、桜の国で、毒見師イレーナ、火喰鳥 羽州ぼろ鳶組(以上1人)
1848(2021年)
~夢みる少女ユリシュカが抱いた理想はハンガリーと彼女自身を変えていく~

  • 作 :並木陽
  • 演出:藤井靖
  • 主演:真彩希帆

並木陽さんによるヨーロッパを舞台にしたオリジナル歴史ドラマ第4弾で、初めて全15回の長めの枠で放送された。
2021年の放送作品でトップ10の作品の中では最も新しい作品。
宝塚歌劇団退団直後の真彩希帆さんのオーディオドラマ初出演作だが、序盤の夢見がちな令嬢から、様々な経験を経た後の最終盤の姿までを演じ切られていたのが印象的。

■リスナーの感想■

  • 現状を変えようという同じ目的を掲げながらも道を違えていく兄妹の関係の切なさ、革命を文化面から盛り上げたユリシュカの失われた命の多さについての葛藤が素晴らしく描かれていて後半は聴きながら思わず泣いてしまいました。大好きです。いつかこちらも同じキャストのままミュージカル化していただければ嬉しいです。待ち続けます。 (Jawarinko)
  • 西洋歴史ドラマは、オーディオドラマの世界にぴったりだと思います。内容的にも、言葉の力、語られた言葉など、耳で集中して聴くことによって、より深まったと感じられました。 (匿名希望)
  • 名前だけ知っていた諸国民の春が忘れられないものになった。 (綿貫)
  • 海宝直人さんの声の表現力が素晴らしかったです。 (ゆう)
  • 真彩さん海宝直人さん石川禅さんが好きで聞いたらハプスブルクが出てきたり、兄妹がそれぞれに力強く生きていく鮮やかさがミュージカルで是非観たいなと面白い作品でした。 (たれたれ)
  • 真彩希帆さんが好きで聴き始めた作品でしたが、出演者の方々の演技力がとても高く、最後まで引っ張られるように聴いていました。たとえ摘発されても自分たちの主張を繰り広げる登場人物たちの姿、とても熱かったです。
    不安定な世界情勢が報じられる今、わりと直近のものですが、叶うなら再放送をお願いしたい作品の一つです。 (羊のブローチ)
  • ストーリーに没頭しすぎてキャラクター(カーロイ)に恋してしまったから。 (あかみ)
  • 物語が人を生かしもし、また殺すこともある。女優マルギットの運命がずしっと来ました。言葉の重さというものを考えさせられた作品です。 (匿名希望)
  • 激動のハンガリー革命を題材に時代に翻弄された兄妹の物語に心を動かされた為 (AY)
  • 辛いお話だけどやっぱりテーマがすごく深いと思うので……。無邪気に物語を書いていただけだった人が歴史の流れの中で自分が書いたものによって禍をもたらしてしまうという展開が心に突き刺さりました。 (匿名希望)
  • 真彩希帆さんが少しずつ声の演技に慣れていく様子が、ユリシュカが自分の進む道を見つけた事に重なりとても良かったと思う。かつてフランツ・ヨーゼフ役を演じた俳優二人がオーストリアの支配に抵抗する側に配役されているのは、ミュージカルファンとしてすぐにピンとくる配役だったと思うので、某プロデューサー氏が手掛ける作品の配役も非常に気になっています。 (ともこ)
  • 海宝さんが素適でした。 (匿名希望)

■投票者が他に投票している作品■

  • また、桜の国で(6人)
  • 暁のハルモニア(4人)
  • 斜陽の国のルスダン、ハプスブルクの宝剣、(以上3人)
  • ベルリン1989、紺碧のアルカディア、ヨコハマ・ジャスミンホテル(以上2人)
  • 紅はこべ、アナスタシア・シンドローム、しゃべれどもしゃべれども、タランの白鳥、つばき、時跳び、時砂の王、あずかりやさん、00-03 都より愛をこめて、悠久のアンダルス、ウィッグ取ったらただの人、人工心臓、ピーチ・ガイ~ハリウッド・リメイク『桃太郎』~(以上1人)

第8位(12票)

BANANA・FISH(1994年)
~ニューヨーク、ブロンクス。ストリートのカリスマ・アッシュが求めたもの、そして得たもの。~

  • 原作:吉田秋生
  • 脚色:じんのひろあき
  • 演出:芦田健、川口泰典
  • 主演:古澤徹

謂わずと知れた吉田秋生さんの代表作のオーディオドラマ化作品で、CDも発売された。
青春アドベンチャーで最も成功した漫画原作作品。
佐々木蔵之介さん、吉田鋼太郎さん、古田新太さんなど後に有名になった俳優さんの若き日の出演作でもある。
この作品に投票した方が他にどの作品に投票しているかを確認すると「おいしいコーヒーのいれ方Ⅰ」と「イカロスの誕生日」以外は見事にバラバラでファン層が幅広いことが窺える。

■リスナーの感想■

  • 放送当時はカセットテープに録音して何度も聞いていました
    今聞いても素敵です???? (うさぎじる)
  • 何もかもがかっこよかった。一番印象に残ってる。発売してほしい (匿名希望)
  • 演技が皆さん素晴らしいです、 (椛花ーなぎかー)
  • 一番最初に聴いたのが、この作品でした。最終回は泣けました。当時は漫画の存在も知らなかったので、私の中では青春アドベンチャーのBANANAFISHが一番好きです。 (シーグラス)
  • 原作よりラジオドラマからこの作品を知った。自分はアニメ版よりこちら!
    何度でも聞き直したい作品 (クアンタム)
  • 井上和彦さん最高!! (匿名希望)
  • アニメ化されたが、青春アドベンチャーは超えられなかった (匿名希望)
  • 大好きな漫画をラジオで聴けることに驚いた。目の見えない叔母に聴かせたかった。 (夢子)
  • 物語りをラジオで聴く楽しみを知った❣ (alfalfa)

■投票者が他に投票している作品■

第9位(11票・3作品)

魔法の王国売ります ランドオーヴァーPart1(1995年)
~人生に疲れた中年弁護士がその日デパートで買った商品は「魔法の王国」~

  • 原作:テリー・ブルックス
  • 脚色:高山なおき
  • 演出:真銅健嗣
  • 主演:松本保典

仕事に疲れた中年男性がスローライフを求めて異世界で王様になって精霊と恋仲になる…どこのラノベの話だい!と思うが、なんと30年近く前のラジオドラマの話。
投票者が選んだ他の作品もかなり時代を感じさせ、この作品が進んでいたというより、むしろ今の日本のラノベ界隈のネタの古さに不安を感じてしまう。

■リスナーの感想■

  • これを聞いて原作全部買いました!いろんな本と出会わせてくれる青春アドベンチャーが大好き (meech)
  • 声優さんも好き。偶々あわした周波数で、ラジオドラマが流れた????‼️
    そしてこれが青春アドベンチャーを毎日聞くきっかけになった (クアンタム)
  • 異世界へ飛ぶという設定も面白いし、各キャラクターに魅力があって聴いていて楽しかった。続編も面白くかったので全作ラジオドラマ化して欲しいと思った。 (匿名希望)
  • 好き過ぎて原作本を探してまわった程。 (山口ツヨシ28)
  • このシリーズ面白かった。大好きだった。 (潤之)
  • 青春アドベンチャーにハマったきっかけになった作品。
    友人と次の日の学校でこの作品を語り合ったのもいい思い出。
    ウィローの可愛さに惹かれたので木になってしまったときは悲しかったなぁ。 (akaname)
  • こういう長期シリーズは初期の頃が好きでPart1はよく聞いていました。新鮮さがだんだん薄れていくには仕方ないのですが、聞いて損はないです。 (匿名希望)
  • これもシリーズを代表して。 (あらい)

■投票者が他に投票している作品■

イカロスの誕生日(2000年)
~自由を求めて羽ばたくことをやめないイカロスは人類の敵か、それとも人類の未来か~

  • 原作:小川一水
  • 脚色:井出真理
  • 演出:保科義久
  • 主演:桑島法子

個人的には小川一水さん原作作品なら「時砂の王」を推すが、主人公はおっさんより若い女の子の方が華やかなのはやむを得ない。
桑島法子さん、古谷徹さん、檜山修之さんなど声優陣も豪華だ。
小川一水さんの小説はいつまでもどこか青臭い理想論が感じられるのが素敵だ。

■リスナーの感想■

  • 一番最初に聞いた作品でヒロインが桑島法子さんだったのがその後も聞くきっかけになったので。 (G09)
  • 初めて聴いた「青春アドベンチャー」で放送していたのがこの作品の終盤でした。
    小学生の頃、祖父から貰ったラジオを「早く寝なさい」と母に怒られながら隠れて聴いていたら突然始まったドラマに、話の前後なんて関係ないくらいに引き込まれた時の気持ちは未だに忘れられません。
    それまでラジオはトークと音楽しか流れないものだと思っていたので、あの夜はものすごく衝撃的でした。 (みなと)
  • 翼を持つ人間、イカロス。ラジオドラマという決して目に見えるわけではない翼の存在を、演出や役者陣の熱演が巧みに表現しており、イカロスを通してみる世界の在り方や人の在り方など、SF作品としての完成度は群を抜いていました。
    主演の桑島法子さんが自身のラジオで度々言及していたことも記憶として残っています。
    ハッピーエンドのラストも爽快感があり、緊迫した物語りながらも笑顔になれる、そんな作品でした。 (MLW)
  • これも声優が豪華なことでお馴染みですが、SF作家が描くファンタジーという感じの不思議な設定と理詰めなストーリー展開が面白い作品です (よるよる)
  • 学生時代だったと思う。番組タイトルの言い方が好きだった。 (Genesis)

■投票者が他に投票している作品■

  • これは王国のかぎ(4人)
  • 谷山浩子の悲しみの時計少女(再)(3人)
  • BANANA・FISH、封神演義、不思議屋百貨店(以上2人)
  • 星虫、おしまいの日、ブルボンの封印、ゲノム・ハザード、海賊モア船長の遍歴、カラフル、オルガニスト、バッテリー、封神演義 第3部 易姓革命、645~大化の改新・青春記~、カレーライフ、ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ、ザ・ワンダーボーイ、アクアリウムの夜、タイムスリップ川中島、スタープレイヤー、また、桜の国で、カムパネルラ、負け犬たちのミッドナイト・バス(以上1人)
暁のハルモニア(2018年)
~17世紀、若き天文学者ヨアヒムは心理の光で戦乱の世を照らさんと志す~

  • 作 :並木陽
  • 演出:藤井靖
  • 主演:海宝直人

並木陽さん初のオリジナル脚本にして演出の藤井靖さんの方向性を決定づけたと言っても過言ではない1作。
主人公ヨアヒムを演じた海宝直人さんとその親友イザークを演じた藤岡正明さんは、本作の好演を受け多数の青春アドベンチャー作品に出演することになる。
特に本作品終盤の海宝さんの演技は迫力満点。

■リスナーの感想■

  • 海宝さんと藤岡さんの演技が良かった (匿名希望)
  • 主人公のヨアヒムのひたむきさが印象深いです。 (匿名希望)
  • 並木陽さんの作品で初めて聞いた作品であり、音楽やミュージカル俳優さんたちの歌うようなきれいな演技が印象的でした。 (みか)
  • 天上の真理の探求と地上の戦いが交錯する壮大な作品でした。一挙再放送も聞いたけど通常の枠でももう一度再放送をして欲しいです。 (匿名希望)
  • 友情とか冒険とか、真理を求めるヨアヒムの姿とか、何度か涙した感動作。 (匿名希望)
  • 海宝さんがとても素敵でした。 (匿名希望)
  • 最後のヨアヒムのセリフに崩れ落ちました。とても面白かったです。私は同じ脚本の方の他の作品を聴いたことがないので、是非再放送してほしいと思いました。 (匿名希望)
  • ミュージカル俳優がこれだけ揃うなんて嬉しく聞き、戦争や学問のことも含めて面白く聞けた。 (たれたれ)
  • 歴史劇として非常に聴き応えがあった。日本では馴染みの薄い時代を描いて新鮮でした。グスタフ・アドルフの戦死が描かれる珍しい作品だと思います。余談ですが、キャスティング的に某プロデューサー氏は今年の秋に上演予定の某ミュージカルがとてもお好きなのだろうなと思いますが、配役を外していないのはすごいと思う。 (ともこ)

■投票者が他に投票している作品■

  • また、桜の国で(5人)
  • 斜陽の国のルスダン、1848(以上4人)
  • ハプスブルクの宝剣、ベルリン1989、紺碧のアルカディア、悠久のアンダルス(以上3人)
  • 封神演義、僕たちの宇宙船、タランの白鳥、逢沢りく、帝冠の恋、夜哭烏 羽州ぼろ鳶組、ウィッグ取ったらただの人、ヨコハマ・ジャスミンホテル(以上1人)

【2022年実施・青春アドベンチャー全作品アンケート】


■アンケート企画の結果
各年ごとアンケートの結果一覧はこちらから、全作品アンケートの結果一覧はこちらからご覧ください。


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